2019年10月18日

 「医師としてのキャリア継続のため、ワークライフバランスの考え方を知るとともに、医師としての多様な生き方を学ぶ」ことを目的として取り組みました。
日 時:2019年10月4日(金)8:50~16:20
対 象:長崎大学医学部医学科3年生(男性86名、女性35名 合計121名)の「医と社会」教育の一環で実施。


~講義風景~

<ワークライフバランス講義>

 放送大学 長崎学習センター 所長 伊東昌子先生に「ワークライフバランスとダイバーシティ」と題して講義を行っていただきました。ジェンダー平等を推進するには、選ぶ側の無意識の偏見と選ばれる側の無意識の偏見(例えばインポスター症候群)など、女性の活躍を妨げる要因を知ることが必要との説明がありました。また、女性の管理職が多い企業は、経営状況が良いことや夫の育児参画時間に比例して、第2子の出生率が上がることなど、真の男女共同参画社会づくりに必要な多くのデータを示しました。


 続いて、県南保健所長である川上総子先生にお越しいただきました。
卒後外科に入局し、結婚・子育てをしながら行政医師に転向した経緯について話され、現在の保健所長としての仕事内容や全国保健所長会が制作した公衆衛生医師募集のパンフレットを紹介しました。仕事のやりがいとして、臨床医の経験を活かして国に制度制定の必要性を働きかけることができる、生活面では時間調整がしやすく、子育て中でも継続して働きやすいことなどを実生活の様子を交えて話しました。

<特別講演「これが私の生きる道」>

 今回初めての男性講師による特別講演でした。長崎大学医歯薬学総合研究科 地域包括ケア教育センター長 教授 永田 康浩先生より、子どもの頃の家庭環境、外科医・研究者としての業績、今の地域包括ケアの取組についてお話しいただき、職場での多職種連携・コミュニケ―ションが大事であることを伝えました。学生時代に当時の教授から「英語」「カメラ」「タイプライター」を身につけておくと良いとアドバイスを受けたそうです。今の学生の立場で考えると「多職種連携・コミュニケーション」「百聞は一見にしかず」「発信する力・創造する力」に置き換えられるのではないか、と締めくくりました。

<グループ討論>
 仕事と育児の両立を目指す共働き医師夫婦が、問題に直面した時にどのように解決していくかを、グループに分かれて討論しました。
 

<ロールモデル医師の講演①>

 午後の最初は、長崎大学病院 腫瘍外科・呼吸器外科 畑地豪先生のお話でした。医師夫婦が家事・育児を分担しながら、お子さん3人との家庭生活と、手術や研究の仕事との両立をする、ある一日の「外科医同士の夫婦・子育てってどんな生活?」と題したタイムスケジュールを示され、効率よく、優先順位を決めて過ごす医師のリアルな日常生活を学生に話しました。

 長崎県医師会 常任理事および、ながさき女性医師の会 会長の瀬戸牧子先生から、日本医師会の「ドクタラーゼ別冊~医師会のことをもっとよく知ってもらうために~」の配布と医師会活動の紹介がありました。また、ながさき女性医師の会主催の市民公開講座 がんと診断されても・・・「私らしく生きる!・・・がんと女性の妊孕性」開催日時10月26日(土)14時~のイベント紹介がありました。学生講義の初年度から医師会よりお弁当とお茶を提供していただき、学生からは「美味しかった!」と好評です。

通称「医師会弁当」

<ロールプレイング発表>
 事例ごとに、選ばれた1グループが夫婦や上司などの立場でセリフを考えてロールプレイングで発表しました。他のグループは、相違点や良かった点などを発表しました。
【事例1】
 子どもが熱を出した時の設定で、病児保育施設へ連れていく結論でした。「保育サポートHANDBOOK」を参照し、預ける病児保育施設を決めることはできましたが、予定の入った夫婦のどちらが連れていくかは、明らかになりませんでした。
【アドバイス】
 先輩医師からは、病児保育施設は朝9時からの受診受付のため、どうしても始業に遅刻する。夫婦や保育サポーターとあらかじめケースを想定して連携を相談しておくこと、施設の利用方法などを事前に調べておくことなどの意見が挙がりました。
【事例2】
 夫婦ともに緊急呼び出しの多い科での後期研修を希望している設定で、研修先は他県の夫の地元にして、親の助けを借りながら、希望の診療科で働く結論でした。
【アドバイス】
 先輩医師からは、親の助けを得るにも、年齢と体力的に子育てにずっと関わることは難しいので、長期的に考えて、距離感や頼み方のルール決め、不測の事態を想定する必要がある、などの意見が挙がりました。センターからは、希望の診療科は変えずに、好きな科を選ぶことが長く働き続けられる秘訣という先輩医師の意見が多いこと、親に頼れるのかを一度確認してみることを勧めました。

【事例3】
 妻に国内留学の話が出た設定で、夫と子どもは長崎に残る結論でした。夫の職場の院内保育施設を利用する事も考えついていました。院内の保育施設・病児保育施設は、移動距離が短縮されて使いやすいことも多く、着眼点が良い発表でした。
【アドバイス】
 センターからは、実際に先輩医師が事例の通り国内留学の話が出て、家族全員で数か月間の移住生活を選択したケースを紹介しました。

【事例4】
 お子さんの成長とともに、妻が当直を担うことを医局から打診されている設定で、「夫の考えが甘い!」という討論の流れで、夫が実家の助けを借りて、子ども2人と妻のいない夜を過ごす結論でした。
【アドバイス】
 先輩医師から、各科およびご自身の日当直の状況を教えていただきました。保育園のお迎えから夫の帰宅までをファミリーサポートセンターに依頼する、翌日学校が休みの日に当直日を調整するなど、具体的なアドバイスがありました。現在、多くの診療科で当直緩和の子育て中の女性医師が増えてきたことで、医局運営の危機が目前にあるようです。男子学生から「妻が当直のときは夫が1人で子どもをみるべき」という意見が挙がり、将来のパパドクターは頼もしい!と、多くの先輩医師は嬉しく思いました。

<各医局の先輩医師から貴重なアドバイスをいただきました。>
 
産科婦人科              血液内科
 
皮膚科・アレルギー科         内分泌・代謝内科

 
形成外科               腫瘍外科・乳腺・内分泌外科

<ロールモデル医師の講演②>


 最後は、長崎大学病院 産科婦人科 原田亜由美先生のお話でした。長崎大学病院の診療科の中で、女性医師の割合が一番多い産科婦人科は、どのように医局の体制が整えられていたのか、県内2施設目となる「総合周産期母子医療センター」の指定を今年10月に受け、MFICU(母体・胎児集中治療管理室)を稼働していくための働き方の変化、また、ご自身がどのように仕事を大切にして子育ても重要視しているかを話しました。

 icon_redface.gif日本全体の働き方改革も始まっていますが、長崎大学病院の医師の働き方改革も着手され始めています。長時間労働が当たり前の男性医師の働き方改革と、これまで多くを免除・緩和されてきている子育て中の女性医師の働き方改革の両方が必要だと思います。時代の流れに沿って、みんなでワークライフバランスの見直しを行い、頑張っていければと思います。

icon_exclaim.gifその他、講義後アンケート、キャリア&ライフ未来年表作成など、盛りだくさんのキャリア講習会でした。

~学生キャリア講習会を終えて~
<講義前後アンケートの集計結果抜粋>
●2019年度の受講予定者121名のうち、男子学生は86名、女子学生は35名(女子学生率29%)。言葉も内容も知っている割合は、「男女共同参画」42% 、「ワークライフバランス」48%で過去最高、「働き方改革」46%で過去最高。icon_eek.gif最近の国の方針に基づくマスコミ報道の影響が大きいと思われます。言葉の定着は、実現への第一歩かもしれません。
●現時点での将来の不安については、講義の前後で、不安がある割合が減り(59%→39%)、不安がない割合が増える(26%→50%)結果は、これまでの講義と同様。講義後に、講義前と比べて不安が減った・無くなったと答えた割合は42%。将来に対する不安の内容(複数選択)として一番多いのは「診療科の選択」(17%)。次に「勤務地」(16%)「専門領域」と「結婚・出産」(15%)。
●「産休」「育休」の言葉は90%以上の認知度があり、男性も育休を取ることができると知っている割合も95%と過去最高。講義前の「自分も育休を取ってみたい」男子学生の割合54%も過去最高。icon_eek.gif若い男性の意識改革は進んでいます。
●将来の進路を決定するときに重視するもの(3つまで選択)のランキングでは、1位は講義前後ともに「仕事の内容」、次に講義前は「収入」「やりがい」と続き、講義後は「やりがい」「収入」。
●生活と仕事の両立については、講義前→後で「できる」16%→20%、「なんとかできそう」39%→56%へと増加。講義後の両立への自信は75%以上。「できない」「わからない」の割合はいずれも講義後に減少し、また、今回の講義が将来役に立ちそうだと答えた学生は91%。icon_eek.gif講義の意義があったと感じました。

<学生の感想抜粋>
icon_razz.gif多様な働き方、特に女性医師の話が、自分と違った視点を持っていて参考になった。(男性)
icon_razz.gifこれからどのようにして自分のキャリアについて考えていけばよいのかが分かりました。(女性)
icon_razz.gif医学の授業では考えることのない内容だったので、すごく身になりました。(男性)
icon_razz.gif様々な制度や、雇う側としても様々な工夫があると知ることができた。しかし、先生方のスケジュールを見て、やはり両立は大変忙しいのだなと思いました。(女性)
icon_razz.gifグループワークでより自分たちの考えを共有し将来につなげられると思う。先生方のアドバイスも適確でわかりやすかった。(男性)
icon_razz.gifこれまでは早く結婚して出産したいと考えていたが、今日を通してキャリアアップを前向きに挑戦したいと思うようになった。(女性)

 icon_redface.gif学生の感想では、様々な医師の実際の仕事と生活の話を聞くことができて、良かった!という意見が男女ともに多数ありました。キーワードとして、パートナーとの「協力」「妥協」、周囲の「理解」「支援」という言葉が多く挙がりました。忙しくともやりがいのある仕事と生活の両立を体感できたのではないでしょうか。

<先輩医師のコメント>
●産科婦人科 原田 亜由美 先生
 今回、講演の機会をいただけることになり、初めて参加させていただきました。学生さんたちが、すでにこの時期から、家族のこと、育児のこと、キャリアのことなどを考えていて大変驚かされました。私が学生の時には考えたこともなくて、今、私自身、特に家庭を持つようになって苦労したり、勉強したりすることばかりなので、この時期から考えることは、学生さんたちが医師になった時に必ず役に立つと思います。育児をしながらキャリアを形成することは、大変ですが、そこを考えて乗り越えた時の喜びだったり、忙しい中でも充実感だったりを自分自身が日々感じていますので、将来ぜひ生かして欲しいと思います。今回、私以外の女性医師の先生の話や意見を聞くこともできて自分も参考になりましたし、励みにもなり、また今日から頑張ろうという気になりました。

●血液内科 蓬莱 真喜子 先生
 今回の講習会に参加させてもらい、ロールプレイの内容を見ながら、その答えはそれぞれの家族、本人の考え方で変わってくるものだろうと思いました。今回の学生さん達の女性のキャリア形成を諦めることなく進めていく姿勢はとても素敵だなと感じました。特に男子学生さんが、キャリア形成においてパートナーの意見を尊重した考え方をもっていることに感動しました。女性のキャリア形成を後押しするような背景がある一方で、女性医師の産休、特に育児休業に関しては法律的な問題も残っている現状です。その中で自分の志望を優先させる選択を学生さん達が迷わずに選択できたこと、とても素晴らしいことだと思います。

●皮膚科・アレルギー科 芦田 美輪 先生
 学生さんの迷演技に笑わせてもらいましたが、真剣に考えたくさんの選択肢と解決策を導き出されていて、まさに多様性の医師の未来を感じました。みなさんが幸せなワークライフバランスを実現してほしいと思います。

●内分泌・代謝内科 夏田 昌子 先生
 ロールプレイングではまだ経験していない、また、経験するかもわからない仕事と家庭の両立について、想像しながら議論するのはとても難しかったと思います。でも、学生さんの中には男性でも育休を検討してみたり、職場を両親の近くに選択するなど、とても柔軟な意見が聞かれ、ワークライフバランスの考え方が浸透していることを実感しました。ぜひ、将来パートナーとなる方と、どちらも我慢することなく、お互いキャリアアップしながら素敵なご家庭を作っていただければ幸いです。

●形成外科 千住 千佳子 先生
 昨年より学生キャリア講習会に参加させていただいていますが、男性も育児を協力してやるという男子学生が増えているように感じました。是非その気持ちを忘れず、子育て時期には実行してほしいと思います。私自身は子育てを始めて3年、子どもが2人になり、ライフにバランスが傾いていたところでの講義でしたので、改めてワークライフバランスについて考えさせられました。学生さん達の意識向上を図ると共に、実際に育児に直面している私達医師にも、色んな人の意見を聞き、自分とは違った考えを知り得る良い機会となりました。講習会に参加させていただき、ありがとうございました。

●腫瘍外科・乳腺・内分泌外科 松本 恵 先生
 年々学生さんの考え方、特に男性の学生さんの考え方がとても柔軟になってきていると驚きます。「妻のキャリアアップのために夫が育休を取ればよい。」という意見が出たと言う発表を聞いて、今後ますます日本人の働き方が変わってくるのだろうと感じました。経験者として思うことは「子は育つ!」です。いつまでも子どもに手を差し伸べないといけないわけではなく、日々確実に成長してくれます。ついでに齢を重ねて最近思うことは「やる気があればいくつになっても挑戦できる!」ということ。これからいろんな選択を迫らせると思いますが、その時々熟考して医師として、人として、ますます成長していってください。


2019年10月11日

「長崎医師保育サポートシステム」は、育児支援を必要とする医師と保育サポーター(子育ての援助ができる方)を、コーディネーターがマッチングを行うことで、医師の仕事と子育ての両立や就労継続を支援します。

【2019年活動実績】 2019/4/1~2019/10/11 ※10/11時点
<新規登録>
・医師        10名
・保育サポーター   20名

<登録状況>
・医師         55名(うち2019年上半期の利用医師 24名)
・保育サポーター   146名(うち2019年上半期の活動保育サポーター 31名)

<活動内容>
◎サポートの頻度は、定期(月1回~週6日)または不定期など、幅広く対応しています。
◎サポート時間は、平均で1回2時間程度の利用が多いです。
 ・保護者在宅中の家事支援や乳児見守り             119回
 ・送迎のみ(保育園・幼稚園・習い事・学童等)         114回
 ・医師宅やサポーター宅での保育                107回
 ・保育園・幼稚園・学童へお迎え+その後の保育          28回
 ・病児保育(受診や病児保育施設への送迎、発熱時の保育園お迎え等) 7回
 ・その他(健診付き添い、外遊び、外出先での保育等)        6回
                             合計 381回

icon_lol.gifお子さん・保護者と保育サポーターが、不安を解消してお互いが慣れるまで少しづつ信頼関係を築くことは、とても大切です。
 「保育サポーターさんにお願いして、決まった曜日の夕方にあるカンファランスに参加しよう!」「この日は仕事に専念・勉強に集中しよう!」と、計画的な利用ができたり、幼少期からの習い事の送迎など定期的な利用がおすすめです。また、保育園への急な発熱時のお迎えや病児保育施設への送迎など、病気の時の対応が可能で、好評ですicon_exclaim.gificon_exclaim.gif支援内容や居住地域の条件により変動しますが、病児対応可能100名、小児科再診対応可能55名ほど登録中です。

<利用医師の声>

【子どもの入院中の付き添い
私には3人の子どもがおり、一番下の子どもが10か月の時、肺炎と診断されて急遽入院となりました。入院が決まって数日は何とか都合がつきましたが、連日は仕事を休むことができず、保育サポーターさんに入院中の付き添いをお願いすることにしました。付き添いを代わっていただいた時間に、診療、子ども達の夕食と朝食の準備、洗濯、買い物などを済ませ病院に戻ると、安心した様子で保育サポーターさんに遊んでもらっていました。その様子をみて、それまで張り詰めていた気持ちが少し楽になりました。
公的機関の子育て支援団体ではカバーできない内容を「長崎医師保育サポートシステム」で助けていただき、本当に感謝しています。

 転園期間の保育
今まで保育園に通園していましたが、4月から幼稚園に行くことになり、入園までの期間預け先が見つからず「長崎医師保育サポートシステム」を利用しました。保育サポーターさんは、電車に乗って動物を見に連れて行ってくださったり、公園で自転車などで遊んでくださったり、娘も楽しかったようでとても助かりました。幼稚園は保育園とは違い、今後も夏休み、冬休みなどがありますので、また利用したいと考えています。
私のようにフルで週6日働いて、そうそう休めないという勤務医は多いかと思います。「長崎医師保育サポートシステム」は、いざという時の強い味方だと思い、感謝しています。

 宿泊のある学会出張中、夫の医局行事が終わるまで夜間保育
第二子が生まれて、初めて宿泊のある学会出張でした。第一子が生まれてから宿泊のある出張は年に1回程度で、預け先は福岡の私の実家でした。子どもが二人になってから日帰り出張はありましたが、今回は開催場所が北海道で、福岡までの移動も大変なため、子どもと夫は留守番をしてもらいました。夫の医局行事も重なり、「長崎医師保育サポートシステム」を利用しました。
出張前は「イブニングシッター」の利用で学会予行に参加でき、また「長崎医師保育サポートシステム」の利用により保育サポーターさんに自宅で子どもをみてもらえましたので、今回無事に学会発表、参加ができました。夫も多忙であり、両実家とも遠方なので、やはり頼り先が増えると本当に助かります。

 復職直後から夜間や土曜日に行われる勉強会に参加
夜間のセミナーや、土曜日の講習などを受講する際に「長崎医師保育サポートシステム」を利用しています。
祖父母が近くに住んでおらず、夫も忙しい時があるので、保育サポーターさんのお陰で、私自身の行動の幅が広がって助かっています。保育サポーターさんのお宅で預かっていただきましたが、とても清潔なお宅で子どもも楽しく過ごしていたので、安心して預けることができています。

icon_razz.gif子育て中の医師のみなさま
「仕事も子育ても大切にしたい、充実させたい」と考える医師のみなさま、
「長崎医師保育サポートシステム」を利用してみませんか?
「登録を迷っている方」「システムについて詳しく知りたい方」は、コーディネーターまでご相談ください。

icon_surprised.gif子育て中の医師を応援してくださる保育サポーターさんを大募集しています!
ぜひ、子育て支援の活動に力を貸してくださるお知り合いの方に、本システムをご紹介ください。

お問い合わせや資料請求は、お気軽にコチラからお申し込みください。

icon_exclaim.gif長崎医師保育サポートシステムの詳細はコチラ 活動情報はコチラ


※お問い合わせ先
長崎大学病院メディカル・ワークライフバランスセンター
長崎医師保育サポートシステム コーディネーター:有馬
E-MAIL:info01アットマークnagasaki-ajisai.jp
    (「アットマーク」を「@」に換えて下さい)


2019年9月5日

長崎大学病院 麻酔科(助教・大学院生) 白石早紀先生のインタビューを追加しました。


2019年8月27日

【2019年キャリアアップセミナー「EndNoteの活用法」 8/22(木) 開催しました!】

icon_arrow.gifキャリアサポート関連の報告記事はコチラ



「EndNoteの活用法」
講師:ユサコ株式会社
    アカデミア事業部 営業部 谷川 淳 先生
日 時:8月22日(木)18:30~19:45
会 場:長崎大学病院 多目的研修室 奥(中央診療棟4階)

 今年は、英語論文作成に欠かせない文献管理・論文作成支援ソフト「EndNote」の活用法について、日本での販売・サポートをされているユサコ株式会社から講師をお招きしました。参加者は14名で、うち初参加は8名でした(医師・歯科医師・技師・理学療法士・心理士・大学院生)。
 参加者アンケートによると、受講のきっかけは、今後ソフトを使用予定のため 5名、現在ソフト使用中でスキルアップのため 5名などでした。講師の谷川先生より「EndNote」の基本の使い方の説明と、最新のX9の新機能の紹介・特色を教えていただきました。そのひとつに、投稿先ジャーナル推薦機能があり、上手に利用できれば英語論文作成がより簡便にできて、業績アップできると思いました。

 本セミナーは、2016年と同様に「長崎大学医学系教員会議」との共催(セミナー費用の一部負担)で開催しました。「長崎大学医学系教員会議」では、医学系教員の大学における教育・研究・診療・その他の改善や向上を図ることを目的として活動されています。

icon_exclaim.gifこれまでのキャリアアップセミナーのDVDを貸し出しします。ご希望の方は、センターまでご連絡ください(スライドは除く)。
※2016年と今回実施した「EndNote」は、撮影不可のため、ハンドアウト資料のみのご提供です。


講義の様子

icon_razz.gif<参加者アンケートより>
・とても興味深い内容でした。早速使ってみようと思います。
・ありがとうございました。頑張って「EndNote」使ってみます。

キャリアアップセミナーを受講している間、お子さんは「イブニングシッター」でお預かりできます。
今回は1名の利用がありました。


託児の様子


2019年8月5日

現在、長崎県内16病院にワークライフバランス推進員40名がいます。
ワークライフバランス推進員は、医師のワークライフバランス実現に関する相談窓口、情報発信、企画などの役割を担っています。



【第1回意見交換会】

日時:2019年8月1日(木)16:00~17:00
場所:長崎大学病院1階 教職員ラウンジ
出席者:6名

<今年度のセンターの取り組みを紹介 7/25時点>

1.推進員の選出依頼活動
 新任(交代):院内6名、院外1名 総勢40名 研修16病院全てに推進員がいます
 推進員40名へ「センター関連資料一式」をファイルに綴じて配付
2.イブニングシッターサービスの事業継続
 長大教職員対象・平日全対応に変更 利用延10名
3.地域病院における保育サポートシステム導入支援
 打診済:佐世保中央病院 打診予定:長崎県島原病院
4.「長崎医師保育サポートシステム」の運営について
 2020年度以降の運営は、長崎県・県医師会・センター(病院)で再考し、
 自立運営を目指した体制を整える
 2019年度利用医師23名、登録医師51名、登録保育サポーター140名
 保育サポーター説明会・研修会 参加25名(新規20名うち登録9名)
5.医局長訪問25部署 女性医師実態調査(医局所属女性医師444名、育休中20名)
6.両立サポート資料一式5~6月にかけて配布(新任66名・研修医40名・歯科研修医34名)
7.センター運営委員会(メール会議)2019年度事業計画について、承諾を得る
8.医師の両立支援状況調査(県内病院対象回答率67%)病院毎の取組等把握
9.マタニティ白衣・スクラブ・パンツの県内全域レンタル(利用5名うち医師3名)
10.復職&リフレッシュトレーニング「胸部CT」開催 講師:石本裕士先生(参加6名、託児1名)
11.第1回WLB推進員 意見交換会(参加6名)
12.8/22(木)キャリアアップセミナー「EndNoteの活用法」講師:ユサコ(株)谷川淳氏
13.10/4(金)医学部3年生キャリア講習会 ワークライフバランス講義:伊東昌子先生
 ロールモデル講演①畑地豪先生②原田亜由美先生
 特別講演:地域包括ケア教育センター 永田康浩先生、協力医師:未定
14.復職・休職者の情報更新
15.11/18(月)復職&リフレッシュトレーニング「糖尿病」講師:原口愛先生
16.11/21(木)保育サポートシステム 保育サポータースキルアップ研修会
17.来年1月開催予定 第2回WLB推進員 意見交換会
18.来年開催予定 センター運営委員会
19.来年開催予定 女性医師等就労支援協議会
20.来年3月予定 あじさいプロジェクト活動報告書配布

<総括>
 今年の第1回意見交換会は、院内の推進員5名と、長崎みなとメディカルセンターの推進員1名にご参加いただきました。
 5月に行った医局長訪問の印象として、「働き方改革」を意識している医局長が多いこと、子育て中の女性医師に対する緩和措置を全員が適用すると、医局運営が難しくなっている現状があることを報告しました。
 センターとしては、就労継続・両立支援の対策として、「長崎医師保育サポートシステム」をつくり、勤務や自己研鑚の時間を確保できる受け皿を用意していますが、他県の同様のシステムと比較すると利用者の伸び悩みが見られること、口コミの効果が一番高いとわかっているので、利用医師や周囲からの本システムの紹介をお願いしました。
 推進員からは、様々な意見を挙げていただき、今後の参考にしていきたいと思います。

 センターでは長崎県女性医師等就労支援窓口として「キャリアコンサルティング」を行っています。
例えば、復職前に、センターへ相談予約をいただくと、スムーズな復職ができるように「保育所の確保」「病児保育施設の登録」「長崎医師保育サポートシステムの紹介」など両立支援に関する様々な情報や資料をお配りしながら、個人面談で丁寧にご説明しています。また、「マタニティ白衣・スクラブ・パンツの無料貸出」「復職&リフレッシュトレーニング」「キャリアアップセミナー」など、センターの取組に関わった際に「あじさいプロジェクト メルマガ会員」としてご登録いただき、個別に医師へコンタクト・フォロー活動を行うことが可能です。とくに休職期間中は、医局とのつながりが途切れたような不安感や疎外感から参加をためらうケースもありますので、推進員からもセンターの取組紹介を兼ねて近況確認の声かけをぜひお願いします。

 その他のお知らせとして、長崎大学病院の「院内病児保育施設」は、12月開設を目標に、職員へ名称募集中であること、イベント告知として、8/31ながさき女性医師の会主催「先達に学ぶ夏の夕べ」が申込受付中で、楠本イネ女史のお墓参りと前病院長の増﨑英明先生のお話会があり、医師・医学生だけでなく、医学部進学をめざす高校生やその関係者の参加も可能であることを紹介しました。

icon_razz.gif 仕事と生活の両立を図りながら活躍するドクターのサポートを引き続き、よろしくお願いいたします。


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