内閣府主催シンポジウム「イノベーション・競争力向上に向けた女性リーダーの役割」に参加しました
2016年8月10日

内閣府男女共同参画局、福岡県主催シンポジウム
「イノベーション・競争力向上に向けた女性リーダーの役割
~ハーバード・ビジネス・スクール教授による新しいリーダーシップ論」
日時:平成28年8月5日(金)14時~17時
会場:アクロス福岡 国際会議場

福岡県福岡市にて、女性リーダーの育成を目的としたシンポジウム「イノベーション・競争力向上に向けた女性リーダーの役割~ハーバード・ビジネス・スクール教授による新しいリーダーシップ論」が開催され、参加した南副センター長からの報告です。

 開会の挨拶は、内閣府の武川恵子さんで、今年4月から女性活躍推進法が施行されており、「社会のあらゆる分野において、2020年までに、指導的地位に女性が占める割合が、少なくとも30%程度になるよう期待する」(略して202030と呼ばれる)という政府が掲げた目標の達成を目指していることを話されました。
 基調講演は、ハーバード・ビジネス・スクール教授リンダ A. ヒル(Linda A. Hill)先生でした。PIXARやGoogle、韓国、インドの会社の事例を挙げて説明され、女性登用にはいろんなギャップを乗り越える必要があると話されました。
 ヒル先生を交えてのパネルディスカッションでは、民間企業の経営者、女性起業家、男女共同参画の専門家、モデレーター(パネルディスカッションでの司会者)の皆さんが、通訳なしでもディスカッションできる姿に圧倒されました。その中で自分が理解できたのは、「ロールモデルは1人に限らず、複数のロールモデルから共感できる部分を合成したロールモデルを作る」こと、「まだ未熟だと躊躇せず、まずは打席に立て!」と話されていました。また女性は、「いろんな人とコラボする能力に長けているが、逆に自分自身の考えがしっかりしていないと判断されることがある」そうです。また、声を低くプレゼンすることも、評価・信頼を得るのに大事だという意見があり、モデレーターの方が、素早く声のトーンを低げて対応されていました。
 畑違いでわからないことも多かったですが、ハイレベルな方々を拝見して、大変刺激になりました。