子育て経験がある女性医師へのWebアンケート調査結果のご報告
2016年12月21日

1.<調査の目的>
 出産・育児を経て復職する女性医師などへ仕事と生活の両立に有用な情報を掲載した「両立応援HANDBOOK」を作成するため。
 子育て経験があるロールモデルの生の声を集め、結果をグラフや、実例・実体験コメントとして反映し、仕事と子育ての両立イメージに役立てる。

2.<対象と方法>
 実施日:平成28年9月12日~9月30日
 調査対象:メールマガジン「あじさいプロジェクト通信」の読者のうち女性医師と把握している554名
 調査方法:メールマガジンを配信し、子育て経験がある女性医師はWebアンケートへの協力を依頼、匿名で回収。
 質問内容:年齢層、勤務形態、子育てに関する質問、資格取得と出産のタイミング、第1子出産時の年齢層、パートナーの家事・育児参画状況、時間創出のコツ、母医師として働く後輩へ伝えたいことなど約20項目。

3.<結果と考察>
●WEBアンケート実施のご案内メルマガ配信554名
 開封率:メルマガ開封228名(41.2%)、未開封326名(58.8%)
●メルマガ開封228名のうち
 回答率:WEBアンケート回答あり42名(18.4%)、回答なし186名(81.6%)
● WEBアンケートの集計結果はコチラ
 
●「これから母医師として働こうとする後輩へ伝えたいこと」 原文はコチラ
 
 第1子出産時の年齢層(グラフ図5)について、35歳未満の出産が約80%を占めていることがわかりました。女性は、妊娠適齢期があるため、自分とパートナーのキャリア、妊娠出産のタイミングを一度は考えてみる機会が必要です。

 育児のための休み期間(グラフ図6第1子、図7第2子)は、1年未満での復職が、第1子76.2%、第2子69.0%となりました。回答者42名のうち90%近くが現在就労中の方なので、無理の少ないスムーズな復職期間の目安にできると思います。医師の復帰時期には多様性があります。しかし、医療業界は日進月歩で変容しています。長い期間の休職は、復職した時の苦労が大きくなることも事実です。やる気と努力があれば、ブランクは埋まります。自分に必要な休業期間を考える参考にしていただきたいと思います。

icon_razz.gif<WEBアンケートにご協力いただいた女性医師の皆様へ>
 パイオニアとして苦慮されながらも様々な障壁を乗り越えた先生、または現役ママドクターとして奮闘中の先生方からご提供いただいた両立のヒントやアイデアを「両立応援HANDBOOK」の中で、たくさん紹介することができました。この場をお借りしてご協力に深謝申し上げます。

この調査結果を集約した「両立応援HANDBOOK」の資料請求はコチラ