当直業務を頑張るすべての子育て中の医師のため、
「当直中の育児支援」を行います!
対象:長崎大学病院に勤務している子育て中の医師
※男女ともに可能
※パートナーが主婦・主夫でも可能
長崎大学病院メディカル・ワークライフバランスセンターでは、2020年度より子育て中の女性を対象とした「当直リスタート支援」を開始しました。当初は、育児休業等から復職した女性医師のキャリア形成のため、当直業務の再開を支援する目的で事業を開始しましたが、昨年11月に実施した各医局の当直状況を把握するための調査において、各医局に配置しているワークライフバランス推進員より、「子育て中の男性医師に対しても支援があるべき」とのご意見が複数挙がりました。本事業は「女性医師の当直業務再開を推進すること」および「長崎医師保育サポートシステムの活用を推進すること」を目的としていることから、後者の目的のために、子育て中の男性医師やすでに当直業務を行っている女性医師も利用できるよう、2021年9月から、支援対象者を長崎大学病院で勤務しているすべての子育て中の医師に拡充し、「当直中の育児支援」と改称して事業を行います。
個人負担となる保育サポーターの利用料を補助する支援を行うことで、キャリア形成期の子育て医師の経済的負担感を軽減し、また、「長崎医師保育サポートシステム」を活用してもらい子育ての共有を推進することで、医師が子育てをしながらも変わらず意欲的に仕事に取り組める体制を整えます。日直や宿直を再開しようとステップアップを考えている医師や、現在の当直回数の増加や維持のために必要な医師には、「当直中の育児支援」の利用を推奨していただければと思います。
家庭の諸事情等、多様な考え方・価値観により当直再開のタイミングが個々で異なることは、尊重し合いましょう。やりがいを感じながら、仕事と子育ての両立を目指す医師を、センターは応援します!
<支援を利用することのメリット(女性医師が当直を再開する場合)>
①当直業務への不安を払しょくできる
②関連病院でも当直業務を担当する自信がつき、多様な働き方ができる
③夫の家事や育児への参加を促進できる
④後輩の女性医師や家族に、子育て中でも当直業務の遂行が可能であり、当たり前だという姿勢が伝わる
⑤家事や育児を外部に任せられることがわかり、キャリアを継続できる