平成25年度 第2回復職&リフレッシュトレーニングが開催されました
2013年7月11日

【平成25年度 第2回復職&リフレッシュトレーニング開催!】

育児、介護等で休職・離職中の医師が、ブランクを心配することなく復職するための研修プログラムです。
仕事と生活を両立しながらキャリアアップを目指すあなたを応援します!

今回は【高機能シミュレーターを用いた急変時対応】がテーマでした。参加者は、離職中、復帰したばかりの方々で、定員いっぱいの参加(8名)でした。うち、3名は以前にもこの復職&リフレッシュトレーニング参加経験者でした。icon_redface.gif

AHA(アメリカ心臓協会 心肺蘇生と救急心血管治療のためのガイドライン)は、5年毎に改定されますので、最新の2010年版における、変更点の説明がありました。いち早く、中断の少ない胸骨圧迫が重要視されているとのことです。 ←講師の山下和範先生
実際にシミュレーターを用いながら、急変患者のアプローチ方法に沿ってBLS、心肺蘇生のおさらいがありました。
1回につき5㎝、1分間に100回以上のペースでしっかり胸骨圧迫するのはなかなか難しそうでした。2人態勢で対応にあたったとしても、1人で最長2分間のあいだ有効な胸骨圧迫を行うとなると、救急車が到着するまでの約5~10分間は、周りとの交代連携、サポートが重要だと感じました。その後、急変についてのレクチャーがあり、次に高機能シミュレーター METI manを用いて急変患者のシミュレーションを行いました。最後の質疑応答では、胸骨圧迫とBVMのタイミングや誤嚥・窒息の対処法(背部叩打【乳幼児】やハイムリッヒ法【年長児から大人】)、AEDは子供にも使用してよいのか、マウストゥマウスがなくなったのは、感染予防の為ですか?等の質問が挙がっていました。参加者の中に講師の先生と同級生の先生がいらっしゃったおかげで、緊張の中にも和やかな雰囲気で受講でき、質問もしやすかったようでした。

<<参加者アンケートより>>
・少人数で発言もしやすくとても勉強になりました。
・大変勉強になりました。ありがとうございました。
・自分の科以外の知識が身につくのでこれからも復職&リフレッシュトレーニングを利用したいです。
・日常生活でも知っておくと役に立つことで、実際AEDを扱ったのは初めてだったのでためになりました。
・専門分野の勉強が重点的だったので、今回の救命救急処置&講義は大変勉強になりました。今後、病棟での急変や子供仲間での緊急事態にも少しは対応できるかもしれません。ありがとうございました。 といった感想が届けられました。

復職&リフレッシュトレーニングを始めて1年になりますが、まだまだこの活動をご存知ではない方が多いと思います。
今年度は、6回の開催日時、内容が決定しています。自己研鑽のほか、ネットワーク作りのためにもぜひ参加してみませんかicon_razz.gif
毎回県医師会にご協力いただき、開催月前月の県医師会報に折込チラシを入れています。
また、市医師会旬報にも記事として掲載をしていただいています。 興味のある方は、ぜひチェックしてみてくださいicon_exclaim.gif
毎回託児室を用意しています。

<今後の開催お知らせ>
①テーマ ②日時 ③場所 ④講師 ⑤形式 ⑥その他

①第3回手術を要する急性腹症~診断とコンサルトのタイミング~
②9.3(火) 14:00~15:15
③長崎大学病院シミュレーションセンター
④長崎大学病院 第二外科 井上悠介先生
⑤講義形式
⑥100円駐車券配布あり

①第4回頭部単純CTとMRIの読み方
②11.5(火) 14:00~15:15
③長崎大学病院シミュレーションセンター
④長崎大学病院 放射線科 森川実先生
⑤講義形式
⑥100円駐車券配布あり

①第5回一般診療医に知ってほしい心電図の知識
②1.17(金) 14:00~15:30
③長崎大学病院シミュレーションセンター
④長崎大学病院 循環器内科 土居寿志先生
⑤講義+実技形式
⑥100円駐車券配布あり

①第6回「“茶のしずく事件”とは何だったのか?」~医療従事者として知っておきたい
FDEIAnの基礎知識~
②2.13(木) 10:00~11:15
③長崎大学病院シミュレーションセンター
④長崎大学病院 第二内科 河野哲也先生
⑤講義形式
コメディカルスタッフも受講可能