日本循環器学会主催 第5回男女共同参画委員会セミナーで講演をしました
2014年7月1日

第5回男女共同参画委員会セミナー
「医師のワークライフバランスをめざして~共に歩むキャリア支援~」
日時:平成26年6月28日(土)14:35~16:05
場所:電気ビル 共創館 3階 カンファレンスA(第116回九州地方会 第2会場)
   福岡市中央区渡辺通2丁目1番82号

循環器学会九州地方会の会場で行われた男女共同参画委員会セミナーで、循環器学会会員でもある南貴子副センター長が発表をしました。
「組織での取り組み」というタイトルで、長崎大学病院での取り組み、メディカル・ワークライフバランスセンターの活動を中心に講演をしました。

基調講演は、大阪市立大学の上田真喜子先生で、①両立の三点セット=「保育所」「病児保育」「柔軟な勤務体制」を、基幹型臨床病院に設置してもらうことが必要であること、②女性医師が管理職になる割合が少ないLeaking pipe現象を解消する必要があること、③継続は力なり!④好きこそものの上手なれ!という大事なポイントを話されました。
福岡大学の笹富佳江先生は、「家庭内での取り組み」についてお話があり、双子のお嬢さんを育てるためにファミリーサポートを利用されており、地域のサポートの大事さを訴えておられました。
鹿児島大学の入來泰久先生は、「職場での取り組み」として、不整脈診療時の放射線被爆を軽減する努力とその結果について話されました。
長崎大学として南副センター長は、「組織での取り組み」として、当センターの昨年度までの活動と、今年度の新しい活動(医学生へのキャリア講習会、保育サポートシステム、ワークライフバランス推進員による意見交換ランチ会など)について発表をしました。
ディスカッションの場では、長崎での取り組みについて、いくつかの質問もありました。
会場には、長崎大学出身で、現在、男女共同参画委員会委員長の瀧原圭子先生、長崎大学循環器内科教授前村浩二先生、講師の池田聡司先生もいらっしゃいました。
循環器学会では、この春に「女性循環器医の勤務環境改善の提言」が発表され、今後、学会としての両立支援やキャリアアップの支援の充実が期待されます。