長崎市男女共同参画推進センターアマランスのイベントに参加してきました。
日時:平成26年10月5日(日) 13:30~15:30
場所:メルカつきまち5階 市民生活プラザホール
講師:川村妙慶さん 僧侶/アナウンサー
プログラム:13:30~ 市長挨拶
13:35~ 男女イキイキ企業表彰式 長崎大学病院 株式会社日本政策金融公庫長崎支店
13:50~ パートナーシップ推進週間にかかる入選作品の発表
14:00~ 基調講演 川村妙慶さん
15:30~ 閉会
アマランスフェスタ2012に参加した際も会場は女性の方が多かったですが、今年は満員御礼が出て事前に申込が締め切られるほどの大盛況でした
人間としてお互いを認め合い、向き合うことが「男女共同参画社会」にやがてつながっていくのではないか、と感じさせられる基調講演 川村妙慶さんのお話がありました。
川村妙慶さんは、真宗大谷派僧侶でアナウンサーとしても活躍されています。
テーマは「思いのままから あるがまま~心の荷物、おろしてみませんか~」
2007年のヤフー人名検索1位、ブログ「日替わり法話」は、一日6万アクセスとの数字が語る通り、だれもが抱く【煩悩】をわかりやすく、身近な題材で説法していただきました。
開口一番、「お願いです。答えを持とうと思って聞かないでください。」と話されました。 「人間は分別心があり白黒はっきりさせようとする。物事は、自分の判定で決めつけたり、答えを持ったところでストップしてしまう。心に“問いかけ”ながら一度立ち止まり、(一と止まるで正しいと書く、問いを学ぶで学問。)生きていくべきだ」と教えます。「一度立ち止まることで、原点に戻ってみよう、というサイン。今までの自分から変われるキッカケ、スタートラインをいただいたのだ」と考えるのだそうです。
以下は妙慶さんのお言葉です。
・人は行動する前に【思う】。→相手に伝える→言葉が返ってくる→思いが通る→思い通り=満足
・言葉が届かない→想像する→思いを込める=思い込み→重くなる→思いが身体を支えきれない程強くなる→うつ、過食、拒食になってしまう
・過去と他人は変えられない。現実の事実は変えられない。
・これが私なのだと現実を認める。受け入れる。
・人はどうしても自我を持ってしまう。自分は正しい、相手は間違っている。
・自分中心の勝手な解釈で相手を切っていく。
夫婦でも合わないもの。ひとりひとり人間には気質というものがあり、なかなか変えられないものである。それゆえに、自分に合わせようとしてはいけない。相手の土俵に乗る必要もない。向かうと喧嘩になる。お互いの性分を認め、尊敬することが大切。伴侶の伴は、人の半分。【ありがとう】【ごめんね】【お先にどうぞ】を日頃から口に出して伝えましょう。とのことです。
自分の【思い】だけで苦しんでる時間はもったいない。
ありのままを見て工夫して生きる。現実、真実をしっかりとみて生きる。これが私なのだと現実を認め、受け入れる。その時、思い込みが叩かれて、パチンとひっくり返され、「心の大きな転換」ができるのだそうです。これを仏教用語で、「回心(えしん)」というのだそうです。何歳になっても恥をかくことも必要。ハッと気づかされ、素直に聴く勇気は大切と説かれました。
【あなたはあなたでちょうどいい】
拝聴してきた職員2人が一番心に響いたことばです。「何かストンと心が軽く楽になった気がした」「とても救われる言葉だと感じた」-みなさんはいかがですか?勝手な自分の思い込みでしばりつけていませんか?まわりの人を型にはめて接していませんか?
異なった視点、心の持ち様に気づけば、もっと違った毎日を送れるのかもしれないと感じました。
みなさまも機会があれば一度妙慶さんのお話を聞かれてはいかがでしょうか?
ラジオやブログ、著書もたくさんあるようです。
いろいろ背負い込んでしまった荷物をおろすヒントが見つかるかもしれません
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