女性医師の近隣病児保育施設の利用調査(長崎大学病院)
2014年12月15日
1. 調査の目的
長崎大学病院に勤務し、子を養育する女性医師が、近隣病児保育施設をどのように利用しているかを把握するため
2.  対象と方法
 実施期間: 平成26年10月16日~10月31日
 調査対象: 長崎大学病院に勤務し、小学生以下の児を養育中の女性医師
 調査方法: アンケート用紙を個別もしくは、各診療科のワークライフバランス推進員から配付してもらい、院内便かメールで回収
 質問内容: 子どもの数、未就学児の預け先、小学生の放課後の預け先、祖父母の居住先、病児保育施設の利用状況など
配付・回答数(回答率):65名に配付し、65名(100%)の回答
3.  結果と考察
  アンケート集計の抜粋結果は、グラフを参照して下さい。<グラフ
   まずは、常勤・非常勤・育児休暇中も含めて大学病院に小学生以下の子どもを持つ女性医師が65名も勤務していることに驚きました。未就学児の8割は保育園を利用、子どもの病気で通園・通学できない場合、約半数の人が病児保育施設を利用して勤務していることがわかりました。長崎市内に祖父母がいない人は4割。小さいお子さんがいる場合、1児につき年3回程度、病児保育施設を利用しているということでした。

  自由記載コメントでは、病児保育施設利用中の複数の医師から、市内の病児保育施設が満員になって預けられない状況があることや、時間・曜日で利用できない場合があること、院内への設置を求める意見、他大学病院の先進的な病児保育施設の紹介などがありました。また、利用したことがない人からは、病児保育施設利用への 不安の意見などもいただきました。これらのデータや、いただいたコメントをもとに、来年度以降、院内病児保育施設の設置の可能性も視野に入れて、関係部署と協議していきたいと思います。
 
 子供が病気になったときは、一緒に大学病院へ連れてきて、安心して預けることができる場所にお願いして、効率よく仕事を済ませ、子どもを連れて帰る・・・。そんな日が近い将来、長崎大学病院でも実現するように、頑張りたいと思います。

 

icon_redface.gifアンケートへご協力いただきましたママドクターのみなさま、各診療科ワークライフバランス推進員のみなさま、ご協力ありがとうございました。