1.目的
女性医師の就労現況確認と潜在化した就労希望のある女性医師に向けての就労支援、およびネットワークづくり
2.潜在女性医師の定義
離職・休職している女性医師
※「離職」の定義 : 離職とは、休暇・休業(産前/産後休暇や育児休業等を含む)の取得ではなく、「臨床現場への復帰の見込みなく勤務先を退職すること」
<例>医局による人事異動等により勤務先を一旦退職し、次の勤務先へ移るといった場合は含まず。
3.調査期間
平成25年1月~平成27年3月
4.調査の対象と方法
<対象者>
長崎大学卒業の女性医師と長崎大学の医局に属する他大学卒業の女性医師(情報が入手できた場合のみ)、長崎県医師会女性会員、医局情報、地域病院ホームページ、センター業務で関わった女性医師など徐々に展開(計1098名)
<方法>
対象者(計1098名)に『現況報告書』を個別に郵送・配付。返信用封筒を同封し、回収する。回収後の作業で勤務先・勤務状況が確認できなかった場合、可能な限り個別にアプローチし、情報を得る。
5.指標と実績
現況報告書対象者(計1098名)回収結果【平成27年3月現在】
返信あり663名(60.4%)、宛先不明37名(3.4%)、未返信398名(36.2%)
現況報告書回収後の当センターとの関わり方は主に(A)および(B)の方法がある。
(A) メールアドレス登録
メディカル・ワークライフバランスセンターへメールアドレス登録をする。
メルアド登録者481名+メルアド使用は拒否10名/メルアド判明者数491名
→指標:センターへの登録割合50%
→結果:メールアドレス登録者481名/
現況報告書返信数663名(72.5%)(昨年度から継続調査)
(B) キャリア相談
報告書で離職中・休職中・相談希望のコメントがある場合や、医局からの情報収集で得た復職・転職・キャリアアップの希望のある対象者については、「潜在医師発掘調査-離職・休職者リスト」を作成。希望者にはキャリア相談を実施して、復職等を勧める。
把握できている育児休暇取得中の女性医師には、医局を介して復職の意思・時期の確認を行い、スムーズな復職へつなげている。
現在妊娠中でかつ勤務中の女性医師 3名( 7.3%)
復職済 19名(46.3%)
復帰予定日決定 2名( 4.9%)
休職中(産休・育休含) 17名(41.5%)
→結果:41名 (昨年度から継続調査)
調査期間は終了するが、今後も継続して情報収集と更新作業を行う。