女性医師ネットワークづくり
◆女性医師の実状 |
日本では、家事・育児・介護などの多くを女性が担い、仕事と家庭の両立が困難であることなどから、出産・育児期に多くの女性が離職しています。医師も例外ではなく、日本医師会の調査(平成21年)によると、女性医師の休職・離職理由は、出産が70.0%、育児が38.3%となっているそうです。
◆現状確認調査とネットワーク構築 |
メディカル・ワークライフバランスセンターでは、こうした背景を受け、2013年1月~2015年3月を調査期間として、「長崎県下の女性医師の現況確認調査」を行いました。調査目的は、女性医師の就労現況確認と潜在化した就労希望のある女性医師に向けての就労支援、およびネットワーク構築です。
◆調査を活用した支援体制の整備、支援の輪の拡大 |
調査結果は、1098名の調査票発送のうち、返信が663名(60.4%)【2015年3月現在】と、私どもの期待に応えていただき、多くの返信がありました。個別に就労に向けた相談も挙がってきており、随時対応しています。
また、調査に回答された7割の方にメールアドレスの登録許可をいただいており、随時センターから情報発信を行っています。皆様からは、「将来相談するかもしれない」「センターがあることで安心して就労継続できそう」など、さまざまなご意見、ご要望を頂戴しています。
この調査によって得られた貴重な情報を活用するため、「あじさいプロジェクトデータベース」を構築し、皆さまに役立つ支援情報やサービス提供のための環境整備を行っています。センターでは今後も、各種調査やあらゆる研修の機会などを利用し、一層の情報収集と提供に努めたいと考えています。
対象の皆さまで、下記のような内容の変更、決定事項がございましたら、当センターへご一報いただけると大変幸いです。
●「メールアドレス」の変更(勤務先が変更になっても連絡のとれるもの) |
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ぜひ、「あじさいプロジェクト」の活動にご賛同いただきますとともに、女性医師のネットワークづくりによって、今後さらなる支援の輪が広がりますよう、ご協力の程よろしくお願いいたします。