2016年キャリアアップセミナー第4回「はじめての臨床研究」開催しました
2016年11月1日

【2016年キャリアアップセミナー第4回「はじめての臨床研究」10/28(金)開催しました!】

 昨年好評だったキャリアアップセミナーを今年も開催しました。今年度は「科研費獲得」「英語論文」「EndNote」「臨床研究」の全4回の開催で、それぞれのテーマについてわかりやすく解説していただきました。

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【第4回】
「はじめての臨床研究」
講師:<講義1> (約10分)
    臨床研究センター 副センター長・准教授 福島 千鶴 先生
   <講義2> (約45分)
    臨床研究センター 助教 佐藤 俊太朗 先生
日時:10月28日(金)18:30~19:30
会場:長崎大学病院 多目的指導室(新中央診療棟2階 ICU入口隣)

 今年度最終回のキャリアアップセミナーのテーマは、「臨床研究」でした。参加者は、当日参加を含めて計16名でした。
 受講のきっかけは、今後の臨床研究に向けての準備12名、現在臨床研究を行っており、基礎的な知識を深めるため3名などで、院内で様々な所属の方が、意欲的に「臨床研究」に取り組まれていることがわかりました。
 セミナー企画の段階で、「統計が苦手な人は少なくないことを前提として、これから臨床研究を始める人を対象に、やさしく教えてほしい」と要望をお伝えし、講師の先生方が平たく丁寧にお話しくださいましたので、「よく理解できた」という方が半数以上でした。


↑講師:<講義1>臨床研究センター 副センター長・准教授 福島 千鶴 先生

 福島先生からは、「臨床研究の基本事項」「人を対象とする医学系研究であること」「何のためにその研究を行うのか考えること」「臨床(医療)とは異なること」…そして、「研究計画を立ててからデータを収集すること!」これらを念頭に置いて取り組むようにお話しされました。また、長崎大学病院で臨床研究を行う場合の流れについて教えていただきました。

 
↑講師:<講義2>臨床研究センター 助教 佐藤 俊太朗 先生

 次に、院内唯一の統計家である佐藤先生からは、「介入研究と観察研究の違い」「研究系計画書作成のポイント」「有意差と95%信頼区間のこと」「統計解析・データ収集のこと」などをわかりやすく教えていただきました。困った・わからない、など行き詰ったときには、臨床研究センターのホームページや直接電話でも相談を受け付けてくださるそうです。連日、研究者からの相談が絶えないそうですが、「いつでも相談してきてください」と言われる頼もしい佐藤先生です。

icon_razz.gif<参加者アンケートより>
 ・大変分かりやすく、基礎の基礎からで「今更聞けない・・・」と思っていたことまで説明していただけたので、とてもよかったです。このくらいのところから、今後もシリーズで続けていただけると嬉しいです。
 ・今後、臨床研究に携わるため、いちから色々と知る必要があるのですが、いろんな研修会に参加するものの難しくてよくわかりませんでした。今回の研修会はやさしく教えていただけたので、少しわかったようです。また参加したいです。ありがとうございました。

icon_redface.gif福島先生や佐藤先生からのポイント・コツを伝授してもらいたい方は、DVDでの視聴ができます。はじめの一歩を学びたい方は、当センターまでご連絡ください。(スライドは除く)。
(また、第1回「科研費獲得のイロハ」、第2回「英語論文のABC」のシリーズについても、DVDでの試聴ができます。)