平成28年度 第3回復職&リフレッシュトレーニングを開催しました
2016年11月30日

【平成28年度 第3回復職&リフレッシュトレーニング 11/29(火)開催しました!】

復職&リフレッシュトレーニングは、育児・介護等で休職・離職中の医師に医療現場との気持ちの距離を縮めてスムーズな復職を促すプログラムです。就労中の方も、知識をリフレッシュしたい方はご参加いただけます。

今回は【熱と咳のプライマリケア】をテーマに開催しました。参加者は6名で、うち初参加は1名でした。院外から1名、育休中2名、復帰医1名、パートタイマー医員2名でした。

icon_exclaim.gif復職&リフレッシュトレーニングの講義を録画したDVDをレンタルしています。参加できなかった回で視聴をご希望の方は、センターまでご連絡ください。


 ↑講師の総合診療科 中道 聖子先生

 冬季の「かぜ」症候群のシーズン到来に合わせて、熱と咳の診断のポイントを教えていただきました。たくさんのウイルスが原因となり、上・下気道症状や発熱が起こります。基本的に「かぜ」は自然に治る病気ですが、「かぜ」と思って受診する患者さんの隠れた原因を見逃さないように診察することも大事だそうです。百日咳、咳喘息、アトピー咳嗽の違いや、咳の出る疾患の胸部エックス線・CTの画像を見せていただき、気をつけるポイントを勉強できました。

 

 

 今回は、トレーニング後の15分をつかって、『ママドクター情報交換会』を初めて企画、開催しました。復帰に向けて不安な点や、子育てに関することなど、診療科の枠を超えてママドクター同士がピアサポートし、交流できる機会をつくることが目的です。
 子育て中の4名のみなさんが引き続きご参加くださいました。
 はじめに、自己紹介、お子さんの年齢や、復職状況などをお話しいただきながら顔合わせをしました。その後は、フリートークです。病児保育施設の話題では、「長崎大学病院内に病児保育施設が開設できないのはナゼ?」「ある民間の病児保育施設の利用感想」(前日深夜に留守電予約ができ、十分な収容人数で感染症の流行する時期でも断られる心配がなく安心)などについて話し合いました。また、イブニングシッターサービス保育サポートシステムについての質問も挙がりましたが、これらのサービスを”利用中”、”利用検討中”の方が相互にいらっしゃったので、直に利用者の事例を聞くことができ、談笑しながら有用な情報交換会になったのではないかと思います。

icon_redface.gif当センターが各医局のワークライフバランス推進員などからの情報により登録できている休職中の先生方には、メルマガ配信やお電話でお声かけしながら地道に活動しています。県内病院で働かれている女性医師の方も、職場へのスムーズな復職や仕事と子育ての両立を始めたばかりのママドクター同士のピアサポートの場として、当センターの実施するイベントを活用していただけると幸いです。

<<参加者アンケートより>>
・咳止めの薬も安易に出さないようにしようと思いました。
・産科婦人科の患者さんでも(特に妊婦さん)、咳や熱を訴えて来られる方は結構いらっしゃるので、勉強になりました。
・クリニックの外来診療で、咳による来院も増えてきた時期であり、とても勉強になった。 
・日頃、子育てに追われて、なかなか勉強する機会がなかったので、リフレッシュになりました。また、下の子どもを預けるのも初めてで、大丈夫かなと心配していましたが、楽しそうに過ごしていたようで安心しました。参加させていただいて、とても良かったです。


託児室では3名の参加者が利用され、4名のお子さんをお預かりしました。

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