平成29年度 第2回復職&リフレッシュトレーニングを開催しました
2017年9月5日

【平成29年度 第2回復職&リフレッシュトレーニング 9/4(月)開催しました!】

復職&リフレッシュトレーニングは、育児・介護等で休職・離職中の医師に医療現場との気持ちの距離を縮めてスムーズな復職を促すプログラムです。就労中の方も、知識をリフレッシュしたい方はご参加いただけます。

今回は【心肺蘇生の基本】をテーマに開催しました。定員枠6名の参加で、うち初参加は4名でした。地域病院から1名、学内から3名、育休中1名、休職中1名でした。

icon_exclaim.gif復職&リフレッシュトレーニングの講義を録画したDVDをレンタルしています。参加できなかった回で視聴をご希望の方は、センターまでご連絡ください。


↑講師の救命救急センター 山下 和範先生

 今回2年ぶりに救命救急センター副センター長の山下和範先生に急変時対応の実技トレーニングを行っていただきました。
 「救命の連鎖」についてお話があり、命をつなぎとめるために行われるべきこととして、≪心停止の予防≫→≪早期認識と通報≫→≪一次救命処置≫→≪二次救命処置と心拍再開後の集中治療≫が、シームレスに連続していくことが重要だということです。実技では、胸骨圧迫の練習、胸骨圧迫の邪魔をしないように他の人がAEDを準備して作動させ、電気ショックを与える、すぐに胸骨圧迫を再開する、他の人とうまく交代するための声かけの練習など、しっかりトレーニングしました。胸骨圧迫は、強く、速く、たゆみなく、極力中断しないで続けることが重要だそうです。
 AEDが普及していますが、自分の身の回りのどこに設置されているか、探して確認すると良いと話されました。

 

 
 

 トレーニング終了後の『ママドクター意見交換会』には、4名参加いただき、保育サポートシステムのこと、お掃除のこと(外注業者やロボット掃除機の利用)、食事づくりのこと(宅配・外食の利用)、子どもの入浴のことなど、生活の時間短縮に関わる情報交換をたくさん行いました。



<<参加者アンケートより>>
・わかりやすい説明でした。久しぶりの胸骨圧迫は結構大変でした。体験することができて良かったと思います。
・久しぶりのBLS実習でためになりました。大切な手技なので、考えなくても体が反応することが重要だと思いました。
・また時間が経過したら忘れてしまいそうなので、数年に1回トレーニングを受講できたらいいと思います。
・家に引きこもっていると、復帰する時の不安があるため、基本的な実技・講義が受けられたらと思います。



icon_redface.gif託児室では、お母さんと離れて大泣きしていたお子さんも、お迎えに行くと、シッターさんの腕の中でぐっすり眠っていたそうです。

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