平成29年度 第3回復職&リフレッシュトレーニングを開催しました
2017年11月16日

【平成29年度 第3回復職&リフレッシュトレーニング 11/13(月)開催しました!】

復職&リフレッシュトレーニングは、育児・介護等で休職・離職中の医師に医療現場との気持ちの距離を縮めてスムーズな復職を促すプログラムです。就労中の方も、知識をリフレッシュしたい方はご参加いただけます。

今回は【胸部単純X線写真読影の基本~まずは異常に気づきましょう~】をテーマに開催しました。参加者は今年度最多の13名で、うち初参加は5名でした。地域病院から3名、学内から3名、育休中6名、離職中1名でした。

icon_exclaim.gif復職&リフレッシュトレーニングの講義を録画したDVDをレンタルしています。参加できなかった回で視聴をご希望の方は、センターまでご連絡ください。


↑講師の放射線科 島本 綾先生

 今回の講師は、長崎大学病院の復帰医として仕事と育児を両立させながら、短時間勤務をされている放射線科 医員 島本綾先生でした。胸部単純X線写真の読影を始める前の注意点、読影の順番を決めること、鑑別診断のためのチェックポイントなど、読影の手法を教えていただきました。たくさんのスライドを供覧いただき、すぐには異常に気付かないスライドもあり不安になりましたが、「なんらかの異常を発見したら、CTを施行して放射線医に読影してもらって、確認する流れをつくることができれば大丈夫。」とアドバイスがあり、安心しました。

 

 

<<参加者アンケートより>>
・胸部単純X線写真は、ずっと不安な内容だったので、とても勉強になりました。
・基本的なことからわかりやすく説明していただき勉強になりました。見落としやすい部分を注意していきたいです。
・基礎的な知識をすっかり忘れてしまい、いただいた資料を参考に復習していきたいと思います。
・胸写の基本的な見方を勉強できて大変良かったですが、同時に奥深さに不安にもなりました。


 トレーニング後の『ママドクター意見交換会』は、5名の参加でした。保育園に預けると、冬季の感染症疾患は避けられないため、その覚悟と病児保育施設のことを、これから復職する先生へお伝えしました。また、お互いのパートナーのイクメンぶりを発表したり、小学生の放課後の時間の使い方(学童保育や習い事など)についての情報交換を行いました。この会では、復職後の子育て環境について、安心できる内容があったのではないかと思います。

icon_redface.gif時節柄来春にかけて復職予定の先生が多く参加され、託児室も過去最多となる7名の乳幼児のお子さんをお預かりしました。最初は賑やかな泣き声が隣に設置した託児室から聞こえてきていましたが、途中からは時々聞こえるだけで、ベテランのシッターさんとマンツーマンで楽しく過ごせていたようでした。

復職&リフレッシュトレーニングに関する記事はこちら