【平成26年度 第4回復職&リフレッシュトレーニング 11/6(木)開催しました!】
復職&リフレッシュトレーニングは、育児・介護等で休職・離職中の医師に医療現場との気持ちの距離を縮めてスムーズな復職を促すプログラムです。就労中の方も、知識をリフレッシュしたい方はご参加いただけます。
今回は【抗菌薬・抗ウイルス薬の使い方】をテーマに開催しました。時期的にそろそろ、咳のでる患者さんやインフルエンザの患者さんが出てきているということもあり、関心の高さから当日飛び入りの参加4名を合わせ、申込18名、参加14名でした。今回は、初参加9名(地域病院から5名、院内から4名)と多く、参加者アンケートで認知経路を確認すると、下表のような結果になりました。
メールマガジン「あじさいプロジェクト通信」が届く | 3 | 名 |
県医師会報の差込チラシを見た | 3 | 名 |
医局から紹介された | 2 | 名 |
勤務先病院へ郵便が届いた | 2 | 名 |
大学病院内イントラネットで見た | 2 | 名 |
大学病院内の医局エレベータ液晶モニタで見た | 1 | 名 |
前回参加時に次回開催告知を受けた | 1 | 名 |
参加者 | 14 | 名 |
様々なところで、周知のご協力をいただき、参加に結びついていると実感しました。ご協力いただいた皆様、毎回ありがとうございます。
また、これまでにトレーニングに参加したことのある先生は、5名でした。復職&リフレッシュトレーニングの講義を録画したDVDをレンタルしています。
参加できなかった回で視聴をご希望の方は、センターまでご連絡ください。
抗菌薬・抗ウイルス薬に苦手感のある先生は少なくないと思います。森永先生は、薬物動態学 (Pharmacokinetics, PK) と薬力学 (Pharmacodynamics, PD) の組み合わせPK/PDにより、抗菌薬の使い方を考えることを話されました。
濃度依存性のキノロン系薬はピークをあげるために高用量で使用すること、時間依存性のβ-ラクタム系薬は最小発育阻止濃度を超えている時間を長くするために回数を増やすこと、そして耐性菌を作らないような使い方をすること。また、各抗菌薬の抗菌スペクトルの説明と使用のポイント、市中肺炎や、医療・介護施設での肺炎、誤嚥性肺炎についての対応も丁寧に教えていただきました。インフルエンザは、迅速診断で陰性でもPCRではウイルスが存在することがあるので、症状から疑わしいときは治療を開始するとのことでした。
最後に、微生物を同定する質量分析装置「MALDI-TOF MS」によって、診断日程が1-2日早くなり、コストが2000円→100円へ節約できるようになった話題から、会場を移動し、実際に検査部微生物検査室にある「MALDI-TOF MS」を見せていただきました。
最新の機器での検査の流れをご説明いただき、見学ツアー参加者5名の先生は興味津々のようでした。検査部の皆さん、ご協力ありがとうございました。
<<参加者アンケートより>>
・普段臨床していますが分野が違うと忘れていくので勉強になりました。
・苦手な分野の知識を整理できる機会ができて良かったです。主に現在は施設への往診をしているので、使用する抗生剤を今後しっかり考えて使用したいと思います。
・ふだん聞けない話、新しい情報など教えて頂きありがとうございました。
などのご感想をいただきました。
今年度は、次回が最終回となります。定員がありますのでお早めに!
自己研鑽のほか、ネットワーク作りのためにもぜひ参加してみませんか
毎回県医師会にご協力いただき、開催月前月の県医師会報に折込チラシを入れています。
また、市医師会旬報にも掲載をしていただいています。
興味のある方は、ぜひチェックしてみてください
託児室も用意しています。
<今後の開催お知らせ>
①テーマ ②日時 ③場所 ④講師 ⑤形式 ⑥その他
①第5回 急変時対応の基礎-BLSと初期評価-
②1.19(月) 14:00~15:45
③長崎大学歯学部本館2階シミュレーション室
④長崎大学病院 救命救急センター 山下和範先生
⑤講義+実技形式
⑥定員8名 100円駐車券配布あり