2016年7月12日

 平成28年7月4日(月)8:50から16:10まで、長崎大学医学部3年生(男性102名女性35名 合計137名)の「医と社会」教育の一環で、『ワークライフバランス』について講義を担当しました。1時限から4時限までの丸1日をかけて、”医師としてのキャリア継続のため、ワークライフバランスの考え方を知るとともに、医師としての多様な生き方があることを学ぶ”ことを目的として取り組みました。


~講義風景~

 午前は、伊東昌子センター長が「医師にとってのワークライフバランスとキャリア形成を考える」と題して講義を行いました。 

 長崎大学ダイバーシティ推進センター教授(副学長)・
 長崎大学病院メディカル・ワークライフバランスセンター センター長教授 伊東昌子先生

 続いて、長崎県福祉保健部医療政策課から行政医師で上五島保健所長でもある宗陽子先生にお越しいただきました。全国保健所長会が制作した公衆衛生医師募集のパンフレットのほか、長崎県が制作したライフプランにおける妊娠出産パンフレットを配布。公衆衛生医師の紹介や妊娠適齢期および不妊治療についてのお話しがありました。
 
 長崎県福祉保健部医療政策課 宗陽子先生

icon_idea.gifグループ討論
 仕事と育児の両立を目指す共働き夫婦が問題に直面した時にどのように解決していくかを、事例を3ケース挙げ、問題点、解決策、結論について、ランチを交えながら14グループに分かれて討論を行いました。参考資料として当センターが制作した【出産・育児のイロハ】を配布しました。
 発表方法は、事例毎に代表1グループがロールプレイング、他のグループは相違点などをコメント発表しました。昨年からロールプレイング形式にしてみましたが、夫婦・各両親・職場の医師などの立場になりきったセリフを考えて発表していました。タイムロス対策として、タイムキーパー役にタイマーを渡し、登壇時間をマメジメントしてもらいました。
 「不幸にも共働き」と説明をしたグループがあり、医師の共働きには実感がない学生さんも少なくないと感じました。学生たちが近い将来に起こりうる岐路をイメージし、ある程度の想定を立ててキャリア形成を考えていく必要があることを感じてもらえたかと思います。


~グループワーク~

 午後は、お弁当と飲み物のご提供をしてくださった長崎県医師会常任理事 瀬戸牧子先生より、日本医師会の「ドクタラーゼ」”医学生がこれからの医療を考えるための情報誌”の配布、紹介がありました。
 
 長崎県医師会常任理事 瀬戸牧子先生

 その後、現役でご活躍の院内の医師5名に加わっていただきました。学生が考えたグループワークの結果発表に対して、ご自身の経験から貴重なご意見、アドバイスをいただきました。

<事例1>
子どもが熱を出した時の設定ですが、夫婦それぞれが仕事で大事なイベントのある日でもあり、ちょっと夫婦喧嘩もしながら、病児保育施設へ預かってもらう結論となりました。
<事例2>
夫婦ともに緊急呼び出しの多い科での研修を希望している設定で、親の近くに転居して育児支援をお願いして希望の診療科での研修を行うという結論や、親に引っ越してきてもらう、呼び出しの少ない科へ変更するなどの解決策が出ました。孫を預かって欲しいと娘に頼まれるが、腰痛を理由に断る父親役なども登場しました。
<事例3>
妻に国内留学の話が出た設定で、夫が育児休業を取得して妻を留学させる、留学先を近いところで再検討する、親に半年間手伝いに来てもらうなどの解決策が出ました。留学をあきらめる、という解決策はありませんでした。
 
~ロールプレイングで発表~

<先輩医師のアドバイス>
・親にはそんなに頼れない現実がある、親には親の人生がある、親もまだ現役で働いている可能性もある。親に一度、将来孫ができたら面倒を見てくれるか尋ねてみるとよい。
・診療科の選択では、やりたい科を選ぶことが大事。やりたい科の方が、結果的に継続できる。
・若い先生が子どもの看病で休まないといけない時も、お互い様だと思う。
・男性医師は育休を取得しづらい現状がある。
・研修医で妊娠している方もいる、相談を受けアドバイスをしている。
・仕事をしながら子どもも育てられるし、自分の夢もかなえられる。
・夫婦が互いに高めあえる関係性を。
 
  熱研内科 田中健之先生           熱研内科 泉田真生先生
 
 第二内科 河野哲也先生           総合診療科 中道聖子先生

 医療教育開発センター 松島加代子先生

 続いて、ロールモデル医師として2名の先生からご講演をいただきました。


講演1:腫瘍外科 松本恵先生
テーマ:「BEING A SURGEON,ACADEMIC,MOTHER AND WIFE」
松本先生の「全ての経験は何一つ無駄にはならない」とのメッセージは、これから様々な試練に挑む学生さんの支えになることでしょう。
3人のお子さんを出産、夫の留学同伴後、40歳から認定医・専門医などの資格を取得し、キャリアアップされています。
 
講演2:第二内科 尾長谷靖先生
テーマ:「我が家の卒業から現在まで」
8時間交代制で家事・育児を分担して、医師夫婦がお子さんを育てながらそれぞれのキャリアを形成してきたという、画期的なスタイルを尾長谷先生に教えていただきました。

特別講演として、九州大学大学院 医学研究院保健学部門 教授 樗木晶子先生をお招きしました。
 
特別講演:九州大学大学院 医学研究院保健学部門 教授 樗木晶子先生
テーマ:「全医療人の働きやすい環境をめざして-しなやかにきらめいて-」

 九州大学の樗木先生から、ご自身のキャリア&ライフについてと、九州大学病院きらめきプロジェクトの素晴らしい取り組みをお話しいただき、大変勉強になりました。今回講師の3名の先生方みなさんが、お子さん3人というのも奇遇でした。


 そのほか、講義前後アンケート、キャリア&ライフ未来年表、若者の意識に関する調査など盛りだくさんの内容でした。近い将来について考える良い機会になったのではないでしょうかicon_rolleyes.gif

~学生講義を終えて~
 <講義前後アンケートの集計結果抜粋>
●今年の受講者137名のうち、男子学生は102名、女子学生は35名=26%でした。
「男女共同参画」の言葉も内容も知っている割合は35%と少なく、聞いたことがないと答えた割合は27%となり、同じく、「ワークライフバランス」という言葉も内容も知っている割合は14%と少なく、聞いたことがないと答えた割合は68%という結果で、これまで4回行った講義の中で、2つの言葉と内容は一番認知されていませんでした。

●現時点での将来の不安については、講義の前後で、不安がある割合が減り、不安がない割合が増える結果は、4回とも同じでした。講義後に、講義前と比べて不安が減った・無くなったと答えた割合は41%でした。
将来に対する不安の内容としては、一番多かったのが「診療科の選択」(20%)でした。次に「勤務地」(18%)、「仕事と生活の両立」(17%)と続きました。

●「産休」「育休」の言葉は90%以上の認知度があり、男性も育休を取れることを知っているのは86%でした。講義後に、自分が育休を取ってみたい男子学生と、パートナーに育休を取ってもらいたい女子学生の割合は、4回行った講義の中で男女ともに一番多い結果となりました。

●将来の進路を決定するときに重視するもの(3つまで選択)のランキングでは、講義前後ともに1位:「仕事の内容」、2位:「やりがい」となり、4回行った講義で不動の結果です。3位から5位は講義前後で変動しましたが、「尊敬できる指導教員や指導医がいる」、「雰囲気の良い科」、「収入」が挙がりました。

●生活と仕事の両立については、講義前→後で「できる」19%→32%へ、「なんとかできそう」39%→48%へと増加して、両立への自信は80%以上になりました。「できない」「わからない」の割合はいずれも講義後に減少しているため、講義の意義があったと感じました。

●学生からは以下のような感想がありました。
icon_razz.gif今まで働く女性のことを深く考えたことはなかった。もし働く女性と結婚することになっても、日本の古い概念にとらわれないような夫になりたい。(男性)
icon_smile.gif今までどのような仕事をするかという講義が多かったので、実際に自分が働く姿を思い浮かべることができてよかったし、すごくためになった。早く働きたいと思うようにもなった。(男性)
icon_surprised.gif学生のうちから自分のキャリアをよく考えて設計する必要があるということを感じました。ロールモデルが身近にいないので、いろいろな方の話を聞けたことがとても参考になりました。他にも多くのロールモデルの生き方を聞いてみたいです。(女性)
 
<学内協力医師のコメント>
●腫瘍外科 松本恵先生
今回講義のお話を頂き、改めて自分のキャリアを確認しました。専業主婦時代などで第一線を退いていた時期が長く、臨床に戻れるとは思っていなかった数年前が嘘の様だと感じています。学生の皆さんには、とにかくいろんな働き方があり、それを受け入れる施設が増え、ますます働きやすい環境が整うと思われるので、決して辞めるのではなく、継続して働くことで医師という仕事に自信を持っていただきたいと思っています。今回私にも素晴らしい機会を与えていただき感謝いたします。
●第二内科 尾長谷靖先生
我が家の卒業から現在までの流れを話させていただいた。酒に酔って話すようなことであり、素面で話せる範囲はごく限られてはいたが、一医師夫婦のサンプルが学生さんたちの今後のイメージの役に立てたのであれば幸いです。
●熱研内科 田中健之先生
初めて参加させて頂き、自分の学生時代、研修医時代を振り返りながら、学生さんの発表を聞いていました。人生、人それぞれであり、周囲の家族環境もそれぞれが所属する職場の環境も違うので、自分だけで解決できる問題は非常に少なく、職場の上司、同僚、家族と話し合いながら解決することが重要と改めて認識しました。それと同時に、我々の立場でもこのような問題にこれから直面する機会もゼロではないので、非常に勉強になりました。
●熱研内科 泉田真生先生
私が学生の時分は、まだ院内保育園もなく、育児をして医局で働いておられるロールモデルの先生もおりませんでした。もちろん今回のような授業もありませんでした。 ここ数年で医師を取り巻く環境も大きく変動しているなと思いました。
医師も10年やってみると、個人の価値観や職業観が分かれて、一言に医師といえども自分の同期もそれぞれがいろいろな道に進んでいます。個人的には結婚や出産は、してもしなくてもいいと思うのですが、女性医師は特にいつどうなってもよいように、勉強できるときにしておく、貯金できるときにしておくということが重要だと思います。そして医者を続ける強い意思 と周囲への感謝が必要と思います。人生の岐路は思いもよらぬときにやって来て決断を迫られるのですが、その時々で精一杯やれること、やるべきこと、やりたいことをできる範囲で選んで行く作業が女性医師には多いです。今回の授業を通じて、私自身も今一度、医師としてどうしていきたいか考えるよい機会になりました。 
●第二内科 河野哲也先生
今はイメージできなくても、同級生や先輩・後輩と医者同士結婚することもあるかもしれません。医者以外と家庭を持ったとしても人生の岐路は必ずやってきます。まだ今は想像もつかないかもしれませんが、今からこのようにシミュレーションをしておくのは大変いい経験ではないでしょうか。色々考えていても、その斜め上をいくようなことが起こるのが人生です。家族や仲間と助け合ってくじけず生きていきましょう。皆さんも医者になるからには、家庭を大事にしつつも、それぞれ自分のできる範囲で世の中に奉仕できるように頑張りましょう。
●総合診療科 中道聖子先生
今回初めて参加させて頂きました。 大分の先生がおっしゃっていましたが、確かに自分が大学3年生の頃を振り返ると、結婚や家庭生活を具体的に思い描くこともなく、 ましてやそうしたシチュエーションでどういう仕事を選びどう勤務するか、ということまで考えてみたこともありませんでした。 今回の3年生は病児保育などのサポートサービスなどについて、私の想像以上に知っていました。 一方で「子供を産み育てる」ことの重み・一筋縄でいかない難しさみたいなものは、やはり実感として捉えられていない気がしました。 それでもこの時期にこのようなテーマを「一度考えておく」ことは、先々での選択において、何らかの役に立っていくことは間違いないと思います。 私にとっても、医学生が家庭生活と仕事のバランスをどのように考えているかを知る機会になり、とても意義深い時間でした。どうもありがとうございました。

<学外からご見学・ご協力いただいたみなさまのコメント抜粋>
●大分大学医学部附属 医学教育センター 教授 中川幹子先生
大分大学も今年度の新入生から、男女共同参画やキャリア教育を積極的に取り入れています。長崎大学の講義を参考にして、今年度は4年生で実施してみたいと考えています。
●大分大学医学部附属病院 腎臓内科 特任助教 中田健先生
事前に寸劇(ロールプレイ)をして、盛り上がるということを伺っていたので、楽しみにしておりましたが、期待通りの盛り上がりで、秋田大学の発表形式とは異なる教育方法を体感でき、改めて参加できてよかったと感じました。特に、ロールプレイをすることで、両親の立場、子どもの立場に立った視点を学生が確保できることを知りました。

2015年12月9日

平成27年12月4日(金)長崎大学医学部良順会館2階 ボードインホールで、メディカル・ワークライフバランスセミナー2015~仕事と生活の両立を考える~を開催しました。平成25年26年は「仕事と介護の両立」をテーマに好評でしたが、今年は、ワークライフバランスコンサルタントのお話しと、共働き医師夫婦の講演を行いました。長崎大学内から29名と地域病院など学外から21名の総勢50名の来場がありました。 ご参加いただきました皆様、お忙しい中大変ありがとうございました!!


はじめに、主催者の伊東昌子センター長よりご挨拶を申し上げました。
「昨日、東京で行われた「平成27年度大学等における男女共同参画推進セミナー」に参加してきました。3月まで名古屋大学で総長をお勤めになり、現職は科学技術振興機構の理事長である濵口道成先生のご講演を拝聴しました。以前より名古屋大学は女性の活躍推進、両立支援等が本邦において一番進んでいると思っていましたが、大変感銘を受けるご講演でした。会場から「風土はどのようにして作られたのか」との質問に「病院内の声を聴き、医師の働きやすい環境についてとことん尽力していく中で、ワークライフバランスの風土が徐々に確立してきた」とのことでした。私たちも同じように目指していきたいですし、今日のご講演が、そのような私たちの想いを支えてくださると思っています。」と述べられました。

特別講演Ⅰ「医療におけるワークライフバランス」
座長/赤澤 祐子先生 長崎大学病院 診療情報管理室 室長
講師/吉岡 和佳子氏 クラスペディア代表

 

<ご講演の主な内容>
講師の吉岡和佳子さんは、昨年度まで2年間、当センターで一緒に仕事をしていました。現在は起業して、ワークライフバランスコンサルタント、ライティング、コーチングの3本柱でセミナーやコンサルティング活動を行っていらっしゃいます。
高校時代の部活の後輩であるという赤澤祐子先生(長崎大学病院診療情報管理室室長・消化器内科ワークライフバランス推進員)に座長をお願いしました。
最近では、”ワークライフバランス”から”ワークライフシナジー”という表現の方がイメージが合うことなど、正しい解釈の仕方をわかりやすく説明していただきました。その後、当センターが行っているアンケート調査から、長崎県内医療機関のトップの「ワークライフバランス」という言葉の認知度の高さに触れ、ワークライフバランス施策の認識は年々高まってきていると示されました。また、在職中に同行いただいた病院トップへのインタビューを受けて、成功につなげるための取り組みのポイントを教えていただきました。最後に、「医療人の皆さまに期待すること」として、3点を挙げられました。
①多様な職種の集合体、だからこそワークライフバランスが実現できれば社会的意義は大きい
②働き方変革の先駆者が医療人から多く輩出されれば様々な業種でも応用が可能になる
③少子高齢化、大介護社会に向けて医療分野の第一線にいる皆さまがワークライフバランス実現に向けて率先して取り組んでほしい
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特別講演Ⅱ「医師夫婦が育むワークライフシナジー」
 ”女性医師を妻にもった脳外科医の試み” ”男性医師を夫にもった小児科医の試み”
座長/松尾 孝之先生  長崎大学 脳神経外科 教授
講師/藤巻 高光先生  埼玉医科大学病院脳神経外科 教授
   藤巻 わかえ先生 女子栄養大学栄養学部 教授

 

<ご講演の主な内容>
ご夫妻で大学教授の藤巻わかえ先生(女子栄養大学栄養学部)、藤巻高光先生(埼玉医科大学脳神経外科)の掛け合い講演会でした。
座長は、長崎大学の脳神経外科教授の松尾孝之先生にお願いしました。松尾先生のパートナーは呼吸器内科医としてご活躍中です。
藤巻ご夫妻は医学部3年生のときに知り合い、その後結婚して3人のお子さんに恵まれましたが、当時は、シッターを探すことに本当にご苦労され、それでも仕事もあきらめずに、”夫婦で掛け算の人生になるように”とずっと頑張ってこられました。共働き生活をどのようにうまく調整して乗り切ったか、その数々のヒントを教えてくださいました。昔ながらの男女性別役割分担ではなく、家事・育児に関して男性はHELP(手伝う)ではなくDO(する)だという、ご自分たちのライフスタイルに合う役割分担をされて、高光先生がお弁当のおかずを作り、わかえ先生が弁当箱に詰めるという分担作業をされていた頃もあったそうです。ある時、高光先生の教室の女性医師が産育休を取得された時期には、ピンチが訪れたそうですが、様々な段取りで人手不足を乗り越えられたとのことです。「仕事と育児の両立」というご自身の経験が活かされ、イクボスとしての力量も発揮されていらっしゃいます。現在は若い医師を励ます会働く女性医師のパートナーを励ます会などを立ち上げて応援していらっしゃいます。最近は、就労環境の整備も進んできて、働きやすい環境ができていますが、”制度はあっても魂入らず”ということもあるそうです。私たちのセンターは、魂の入った制度や環境の整備をしていきたいと思いました。

icon_question.gif当日参加できなかったワークライフバランス推進員の先生より事前に質問をいただいており、質疑応答の時間にお尋ねしました。

Q:子育て中に仕事に関して、やりたいことを我慢されたことはありますか?
A:わかえ先生:「シッターさんの時間を19時までとしていたため、夫が手術の日は、長い時間の実験ができないので、いろいろ工夫して、お料理のように一度にいくつもの実験を、いくつものタイマーをセットして同時進行でやっていました。」
A:高光先生:「同様に、子育て中は長い時間の手術ができなかったので、短い手術をやっていました。今は時間があるので、長い手術もしています。」

子育ても、子どもの成長によって大変さは変わってきます。すでにお子さんが成人されている藤巻ご夫妻の長い歩みのお話の中には、同じように共働きの夫婦の励ましになる言葉がたくさんあり、とても有意義なセミナーでした。
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<参加者アンケートより感想抜粋>
・現在、時間短縮を利用して勤務していますが、やはり、しわ寄せを感じているスタッフがおり、いい関係を保ちながら共存することが大切だと思いました。
・医療の現場の大変さがわかった。講話はとてもわかり易くてあっという間でした。
・普段は知らない事など聞く事が出来てとても参考になり、勉強になりました。セミナーに参加させていただいてとてもよかったです。
icon_razz.gifアンケート集計結果はこちら
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↑登壇していただいた皆さま

↑託児室の様子
良順会館1階の専斎ホールで、3家族8名のお子さんをお預かりしましたicon_redface.gif


icon_lol.gif伊東センター長より
 昨年、一昨年は、「仕事と介護の両立」を話題としたメディカル・ワークライフバランスセミナーでしたが、今年は各地の講演会場でご好評とお聞きしていた藤巻先生ご夫妻のご講演をお願いしました。
 私どもの期待以上の内容で、お話しの各所で自分の過去を振り返ったり、”なるほど”と、うなづいたりしながら、あっという間の80分でした。もっと多くの医師にご参加いただきたかったのが残念なところです。折角のお話しですので、開催時期の調整など工夫がもっと必要であると反省しています。
 お忙しい中、時間をやりくりしてお越しいただきました藤巻先生ご夫妻とご来場いただきました皆さまに、心から感謝申し上げます。

2015年10月19日

平成27年10月17日(土)、長崎大学皮膚科学教室が主催の「第67回日本皮膚科学会西部支部学術大会」にて開催された、「キャリア支援委員会」企画の「メンターによるメンティの相談会であなたのキャリアを考えてみませんか?」に参加しました。
「キャリア支援委員会西部支部協力委員」で、当センターの「ワークライフバランス推進員」でもある皮膚科富村沙織医局長からお勧めがあり、見学してきました。
 
(南副センター長所感)
今回の参加者は多かったそうで、西部支部地区からのメンティー14名、メンター16名で、計8テーブルに分かれた相談会と、お2人の先生のご講演が行われました。メンティーは、皮膚科学会「キャリア支援委員会」に所属する各大学医局の支援委員や協力委員の先生が、若い先生に声をかけて参加を促したり、自発的に参加したりするようですが、メンティー・メンターともに男性も女性も参加されていて、いろいろな考え方や経験談が私も加わったテーブルでも話に挙がっていました。家庭内家事分担や、複数主治医制、専門医取得は目標ではないこと、入院患者さんを担当すると毎日経過を観察できることなど・・・メンターからの多彩な指導・助言があり、30分×2回の相談時間は、あっという間に終わった印象でした。同じ専門領域の、組織外のメンターに対して、相談しやすい雰囲気を感じました。
皮膚科学会では、所属する女性医師が増加している一方で、早期の退局・離職もあり、「働き続けよう!=キャリア継続」「どんな皮膚科医になりたいか?良い皮膚科医になろう!=キャリア形成」という呼びかけで啓発活動をされていました。委員会の先生方がとても積極的に活動されており、このような有意義な会が開催されているのだとわかり、長崎大学病院でも、各医局・部門のワークライフバランス推進員の先生方と連携して、もっと頑張らなければと思いました。このような機会をいただき、富村医局長に感謝申し上げます。

2015年10月9日

【平成27年度キャリアアップセミナー第2回「科研費獲得のイロハ」10/8(木)開催しました!】

本セミナーは、「英語論文の書き方」と「科研費の獲得方法」の初心者向け講座です。主任教授おススメの先生方4名をお招きし、それぞれの視点から”英語論文”と”科研費獲得方法”のコツをわかりやすく解説していただきます。英語論文や科研費についての基礎を学びたい方は、ぜひこの機会にご参加ください。

 

「科研費獲得のイロハ」第2回

日 時:平成27年10月8日(木)18:30~19:30
講 師:長崎大学病院 第一内科 講師 一瀬 邦弘先生
場 所:長崎大学病院放射線部カンファレンス室(新中央診療棟1階)

 今回は、長崎大学内の科研費申請締切前夜の開催となりました。
 講師の一瀬邦彦先生は、これまで申請した科研費の採択率100%の優秀な先生で、申請した書類が審査されるポイントを詳しく教えてくださいました。

・応募件数は男性が圧倒的に多いものの、採択率は男女同率である
・長崎大学の採択件数は全国19位と上位であり、採択率を上げるために大学内でサポートしている
・採択後の研究中に出産・育児のための休暇を取得して、休暇終了後に研究を再開できる
など、女性医師にも心強い情報をお話くださいました。

 申請書の書き方は、第1回の田島先生のお話と同じく、わかりやすく、かつ、アピールすることが大事で、何より採択されるためには、”あきらめないことが大事”だそうです!
 
↑長崎大学病院 第一内科 講師 一瀬 邦弘先生


↑チラシ PDFはコチラ

「2020.30実現をめざす地区懇談会-長崎」
~2020.30実現のカギ!ワークライフバランスと・・・~
女性医師が活躍できる職場や社会とは・・・
多様性を大切にし、お互いを思いやり、支援できる
より満足度の高い医療サービスを提供する場所には不可欠なこと
★【2020.30とは】・・・「社会のあらゆる分野において、2020年までに指導的地位に女性が占める割合が少なくとも30%程度になるように期待する」という政府が掲げた目標です。

日  時:平成27年10月5日(月) 18:30~20:30
場  所:<第1部>長崎大学病院シミュレーションセンター(外来棟7階)
     <第2部>長崎大学病院すかいらうんじ ぽんぺ(新病棟14階)
主 催:長崎県医師会
共 催:ながさき女性医師の会、長崎大学病院メディカル・ワークライフバランスセンター、長崎大学医学部医学科先端医育センター、長崎大学病院医療教育開発センター、長崎県、日本医師会

 2020.30とは、「2020年までにあらゆる分野で指導的地位に女性が占める割合を30%以上にすることをめざす」ことですが、日本医師会でも女性役員の割合を1割にするようにと、全国で地区懇談会が開催されています。
 今回、長崎地区懇談会(第1部)が長崎大学病院医療教育開発センター内シミュレーションセンターで開催され、医学生、研修医、医局員、医局長、各医局・診療部門のワークライフバランス推進員の先生、ながさき女性医師の会の先生方など、様々な立場から関心を寄せていただいた29名の参加がありました。

はじめに、ながさき女性医師の会副会長の黒﨑伸子先生から開催の経緯をご説明いただき、司会を担当されました。

伊東昌子センター長が「長崎大学におけるワークライフバランスと女性活躍推進の取り組み」を発表しました。

また、南貴子副センター長が、当センターの活動実績と今後の取り組み計画について紹介しました。

その後、長崎県医師会初の女性常任理事である瀬戸牧子先生が、医師会の2020.30の実現に向けての意気込みと、長崎県の医療について考えていく決意を話されました。

急遽、日本医師会女性医師支援センター副センター長の保坂シゲリ先生も足を運んでくださり、「これまでの道のりを築いてきた諸先輩の功績に感謝しながら、日本医師会が今後も女性医師支援を行っていくので、ぜひ協力をお願いします。」とのご挨拶がありました。

次に、会場をすかいらうんじぽんぺ(大学病院新病棟14階)に移して、懇親会(第2部)を行いました。

ながさき女性医師の会初代会長の石井伸子先生は乾杯のご挨拶で、「本日の講演を拝聴し、伊東センター長がこれまでになかった支援などの取り組みを実現化されており、嬉しい。」と、激励のお言葉をいただきました。

 第2部の懇親会の場をお借りして、5名の院内のワークライフバランス推進員の先生方と意見交換を行い、和やかな雰囲気の中で、いろんなお話をすることができました。ワークライフバランスの正しい認識や当センターのキャリア形成に役立つ両立サポートなどを医局・診療部門内へ周知普及をお願いいたします。引き続き連携して現場の声をいただきながら、今後の当センターの活動に反映させていきます。icon_redface.gif

ながさき女性医師の会ホームページもご覧ください。

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