2022年12月5日

2021年度からメディカル・ワークライフバランスセンターが始めた「長崎県女性養成医キャリアサポート事業」では、将来長崎県養成医として離島・へき地で勤務するミッションを与えられて入学した、長崎大学医学部・佐賀大学医学部・川崎医科大学の地域枠の女子学生と、自治医科大学の女子学生、初期研修の女性医師を対象に、将来のワークライフバランスに関する不安を減らし、離島医療の魅力・離島の楽しさを感じてミッションコンプリートしてもらうことを目的として、「養成医のワークとライフを聞いてみよう!ロールモデル探し」オンライン会を行っています。

今年度2回目は、内科・小児科と、外科・産婦人科の専攻医の先生にご参加いただき、医学部4・5・6年生と初期研修医の21名を対象として開催しました。11月13日内科・小児科グループには4名、11月27日外科・産婦人科グループには3名の合計7名が参加しました。Zoomを利用して、各グループ120分間、じっくりと専攻医の先生との意見交流会を行いました。

離島での専攻医研修について、初期研修病院選び、専門とする診療科選び、サブスペシャリティのこと、当直や拘束のこと、島外に出かけることができるか、島内での過ごし方、妊娠・出産のタイミング、大学医局への入局、出身大学による違い、義務年限修了後の働き方についてなど、専攻医の先生よりご自身の経験や周囲の女性医師・男性医師の状況を交えながら答えていただき、離島での診療のなかで、内科・小児科は専門医取得に必要な症例はおおむね経験できること、外科・産婦人科は本土での研修が必要であること、診療科によって学会発表や論文が必須であることを知りました。また対馬・上五島のどちらの病院も全科当直で、緊張感を持ちながら経験を積んでいけること、どちらの病院も女性医師が増えており、それによる楽しさも増えていることがわかりました。

センターからは、マタニティ白衣貸出事業から判明した女性医師の貸出時(妊娠)年齢の最新版、研修医・専攻医期間中に認められている休暇について、養成医の育休取得・短時間勤務と義務の延長についての情報を提供しました。
第2回は、年齢も近い専攻医の先生との対話で、参加者は、将来のキャリアプランのヒントになった様子でした。

 

【アンケートから抜粋】
<今のお気持ちをお聞かせください>上位3つ、複数回答あり
・卒業後の働き方の参考にしたい     6人
・診療科選択の参考にしたい       5人
・専攻医登録/専門医取得の参考にしたい 5人
・離島勤務のイメージが明確になった   4人

<将来考えている診療科を2つ教えてください>
・内科     6人
・産婦人科   5人
・外科     1人
・小児科    1人
・総合診療科  1人

<学生の感想>
・いつも先輩医師の経験が聞けてとても参考になります。
・将来の参考になりました!ありがとうございました!
・初期研修後の島での働き方を少しイメージすることができました。島は十分自己研鑽できる環境であることが知れました。自分の意欲を持って学びたいと思います。結婚・妊娠出産・育児などと両立ができる環境であること伝えていただきいつも安心感を感じます。
・今回は学年の近い先生方のお話が聞けて前回とは、また違ったお話を聞くことができて良かったです。
・様々な科の専門医の先生方とお話できて、またいろいろな制度について教えていただき、非常にためになりました。
・少人数で気軽にお話しさせていただくことができて良かったです。
・妊娠、出産の時期などに関して聞けて良かったです。また、産婦人科専門医取得までの流れを知れて良かったです。
 

  

↑先輩医師のご紹介      ↑参加者アンケート結果(クリックください)

<先輩医師の感想>
・①グループに参加 瀬戸牧子先生
回を重ねるにしたがって、地域での研修の不安、問題点が浮き彫りになり、そして解決の方向が見えてくるような会で、とても心強く思っています。今後、地域での指導者の育成がさらに大きな問題になってくるようですね。いつもお伝えしていますが「地域枠の医師は、地域の宝」です。頑張って下さい。
・①グループに参加
参考になるようなお話ができたり、できなかったりはありますが、楽しくいつも参加しています。私自身も先輩医師の皆さんのお話を参考にしており、その時々で気になることや聞きたいことは変動していくものなので、今後もこの会は続いて欲しいなと思います。

1 2 3 4 5 6 160