2015年4月28日

1.目的
  女性医師の就労現況確認と潜在化した就労希望のある女性医師に向けての就労支援、およびネットワークづくり

2.潜在女性医師の定義
  離職・休職している女性医師
※「離職」の定義 : 離職とは、休暇・休業(産前/産後休暇や育児休業等を含む)の取得ではなく、「臨床現場への復帰の見込みなく勤務先を退職すること」
<例>医局による人事異動等により勤務先を一旦退職し、次の勤務先へ移るといった場合は含まず。

3.調査期間
平成25年1月~平成27年3月

4.調査の対象と方法
<対象者>
長崎大学卒業の女性医師と長崎大学の医局に属する他大学卒業の女性医師(情報が入手できた場合のみ)、長崎県医師会女性会員、医局情報、地域病院ホームページ、センター業務で関わった女性医師など徐々に展開(計1098名)
<方法>
対象者(計1098名)に『現況報告書』を個別に郵送・配付。返信用封筒を同封し、回収する。回収後の作業で勤務先・勤務状況が確認できなかった場合、可能な限り個別にアプローチし、情報を得る。

5.指標と実績
現況報告書対象者(計1098名)回収結果【平成27年3月現在】
返信あり663名(60.4%)、宛先不明37名(3.4%)、未返信398名(36.2%)

現況報告書回収後の当センターとの関わり方は主に(A)および(B)の方法がある。

(A) メールアドレス登録
    メディカル・ワークライフバランスセンターへメールアドレス登録をする。 
    メルアド登録者481名+メルアド使用は拒否10名/メルアド判明者数491名 
    →指標:センターへの登録割合50%
    →結果:メールアドレス登録者481名/
        現況報告書返信数663名(72.5%)(昨年度から継続調査)

(B) キャリア相談
    報告書で離職中・休職中・相談希望のコメントがある場合や、医局からの情報収集で得た復職・転職・キャリアアップの希望のある対象者については、「潜在医師発掘調査-離職・休職者リスト」を作成。希望者にはキャリア相談を実施して、復職等を勧める。
    把握できている育児休暇取得中の女性医師には、医局を介して復職の意思・時期の確認を行い、スムーズな復職へつなげている。    
  
    現在妊娠中でかつ勤務中の女性医師 3名( 7.3%)
    復職済             19名(46.3%)
    復帰予定日決定          2名( 4.9%)    
    休職中(産休・育休含)     17名(41.5%) 
    →結果:41名 (昨年度から継続調査)

 調査期間は終了するが、今後も継続して情報収集と更新作業を行う。


 4月になり、お子さんのいるご家庭では、入園入学や進級など、新しい環境に毎日わくわく過ごされていることと思います。
 お子さんが小学校ご入学を迎えられた先生方、おめでとうございますicon_redface.gif
 これまでの成長を喜ぶ一方で、親にとっては、「ちゃんと家や学童施設まで帰ってこられるだろうか」と不安な面もあるかと思います。
 保育サポートシステムでは、小学校から学童までの付き添いのサポートもします。
 春から新たに習い事を始められるお子さんもいらっしゃるのではないでしょうか。新しい道に慣れるまでの間、サポーターさんが付き添ってくれるとお子さんも親も安心です。
 まずは、お気軽に長崎大学病院メディカル・ワークライフバランスセンター 保育サポートシステム担当まで、ご連絡ください。

 
↑小学校を下校し、学童施設まで歩いて移動するお子さんをサポートしている様子。

2015年4月27日

第79回日本循環器学会学術集会
期間:平成27年4月24日(金)~26(日)
開催地:大阪市
参加したシンポジウム:子育て世代の男性・女性循環器医のためのキャリア支援

日本循環器学会学術集会の第2日目、グランフロント大阪会場で行われたシンポジムに、循環器学会会員でもある南貴子副センター長が参加しました。

 今年は大阪開催でした(会長は熊本大学の小川久雄教授だったので、熊本県のご当地ゆるキャラ「くまモン」も来場していたそうですが会えず)。
 今回のプログラムに、「子育て世代の男性・女性循環器医のためのキャリア支援」というシンポジウムがあり、7名の先生方のご発表と討論を聞いてきました。座長の近畿大学宮崎俊一先生より、会場の参加者の男女比は同じくらいで、これまでより男性医師の参加が増えているということでした。
 7名の演者の中で、長崎大学病院でも取り入れたいと思ったのは、第1演者の佐賀大学卒後臨床研修センターの吉田和代先生のお話でした。「時短の女性医師をカバーしている医師へのインセンティブ支給」をしているそうです。通常支援の対象は子育て医師が多いのですが、周りでサポートしている医師への支援も、とても大切だと思いました。
 第2演者の杖方公済病院心臓血管センターの竹中洋幸先生は、お子さん3人の父親で、夫婦2人の子育てに加えて、信頼して子どもを預けられるシッターさんとめぐり合ってから、循環器内科医同士の夫婦が、ともにしっかり仕事ができるようになったそうです。これは、私たちが現在活動している「保育サポートシステム」の利用によって、同じようなサポートができているのではないかと思いました。
 会場内が一番感心したのが、第4演者の釧路孝仁会病院から来られた母医師、山本均美先生のお話です。まだ小さいお子さんを育てながら、もう1人の母医師とともに、地域に専門医療を提供するために、日夜頑張っておられるそうです。病院が24時間保育施設を整備してくださり、スタッフはとても優秀で、サポートしてくれる、家族の理解もある、無くて困るのが病児保育だそうですが、環境が整えば、母となっても急性期治療にも携わることが可能であるということを再認識いたしました。通常の勤務は定時で終わらせる努力をしているそうです。
 また、第6演者の滋賀医科大学アジア疫学研究センター大野聖子先生は、4人のお子さんの子育ての経験から、子どもの病気は3歳までは大変だけど、その後の罹患回数は減るので、子どもの成長過程に合わせて自分の勤務内容を検討することを話されました。
 最後に、もう1人の座長の大阪市立大学の上田真喜子先生は、ペースダウンしたままの「マミートラック」に陥らないこと、子育ては「通過点」であること、など、キャリアの継続を頑張るように話されました。

 日本循環器学会では2014年3月に「女性循環器医の勤務環境改善のための提言」が出されていますが、今後も学会全体で、頑張る母医師を応援してほしいと思いました。

 また、夜に別会場で行われた女性循環器医懇話会(JJC:JJ-Club)にも参加しました。最多参加者となった学術講演では、大学でアカデミアとして臨床・研究を行っている井手友美先生、インターベンション専門医の本江純子先生、北里大学阿古潤哉教授の性差医療にかかわるお話など興味深いお話ばかりでした。情報交換会では、今後の若い先生方にも参考となるようなお話をたくさん聴くことができ、エネルギーを充電することができました。

2015年4月24日

~健やかに、美しく活躍したい女性医師の皆さんのためのセミナーです~
働く女性にうれしい身体ケアの最新知識をお届けします。
これから元気に活躍するためのビジョンについても、一緒に学び合いましょう!

「イキイキ働く女性医師のための美と健康セミナー」
日時:2015年4月22日(水)18:50~20:20
場所:ベストウエスタンプレミアホテル長崎3階「アメジスト」
座長:畑田 けい子先生
一般演題 講師:伊崎 美和先生
特別講演 講師:水間 日香里先生

無料託児室あり
対象:女性医師
共催:長崎大学病院メディカル・ワークライフバランスセンター
   MSD株式会社 長崎県医師会
後援:長崎市医師会


座長:畑田 けい子先生 道ノ尾病院


一般演題 講師:伊崎 美和先生 伊崎脳神経外科・内科


特別講演 講師:水間 日香里先生 光の庭メンタルクリニック

 今年度の美と健康セミナーのテーマは、「理想的な不眠症治療を考える」でした。
 生涯教育認定講座に申請し、長崎県医師会と長崎市医師会のホームページでも開催告知のご協力をいただき、誠にありがとうございました。精神科をはじめ、県内の病院のさまざまな診療科から、テーマに興味を持たれた18名の先生方にご参加いただきました。

 一般演題は、大村市でご開業の伊崎美和先生から、糖尿病と不眠や睡眠時無呼吸との合併は多いことと、オキシレチン受容体拮抗薬の使用で効果のあった症例や継続が難しかった症例について、わかりやすく説明していただきました。
 特別講演は、福岡市博多区博多駅のすぐ近くに開業され、朝から夜まで外来診療が続くというお忙しさの中、水間日香里先生にご講演いただきました。「年齢によって必要な睡眠時間が違う」こと、「眠れなくても昼間の起きている時間に機能障害が無ければ大丈夫」だそうです。代表的な睡眠薬の効果や注意することをお話いただき、新しい薬の追加の仕方、減量の仕方を詳しく教えていただきました。講演後の質疑応答にも、先生のご経験をもとに、丁寧にお答えいただきました。

  

  情報交換会は、ながさき女性医師の会会長の鶴田雅子先生の乾杯に始まり、いつもどおりの楽しい会話と美味しいお食事で、水間先生もお帰りのJRの時間ぎりぎりまで、お付き合いいただきました。ご参加いただきましたみなさま、大変お疲れ様でした。

<託児室の様子>
小学2年生のお子さんをお預かりしました。
夕食の後、宿題をして過ごしました。

<参加者の感想icon_exclaim.gif
・一般演題も特別講演も、とても勉強になりました。睡眠衛生指導や認知行動療法が、とても興味深かったです。
・水間先生の日々のクリニックでの臨床経験に基づいた講演は、大変面白かったです。全体的な見通しを初めから立てて治療を始める、投薬を始めるというスタンスは、大変参考になりました。精神科、心療内科の投薬について初めて聴きましたが、とても興味深かったです。先生のクリニックが大変人気があるというのも、うなづけました。
・素晴らしいセミナーで感動しました。年1回でも続けてほしいです。
・ベンゾジアゼピン依存の怖さを知りました。長期間投薬している方の見直しが必要と思いました。DM-睡眠の関連と睡眠の大切さがよくわかりました。

2015年4月21日

長崎大学病院 整形外科 黒木綾子先生のインタビューを追加しました。

1 2