2015年12月24日

 国立大学附属病院長会議の下部組織である「将来像実現化WG」において、教育、診療、研究、地域貢献・社会貢献、国際化、運営、歯科の各分野における優れた取り組みについて情報収集しており、 国立大学附属病院としての使命を果たしていることを年次報告の形でとりまとめて社会に発信しています。

 「将来像実現化行動計画2015」に沿って将来像の実現化に向けて取り組んでいる各大学における状況の報告があり、 長崎大学病院の取り組みとして、「メディカル・ワークライフバランスセンターの設置」と事業内容が評価され、報告書に紹介されました。
 社会や各大学に向けて、当センターの活動を広く周知・発信する機会を得ることができ、感謝いたします。 「メディカル・ワークライフバランスセンターが設置されてよかった」と言っていただけるような活動を目指してまいりますので、引き続きご協力の程よろしくお願い申し上げます。

 

出典:FORUM 国立大学病院

2015年12月22日

長崎原爆病院でのインタビュー記事を追加しました。

2015年12月9日

平成27年12月4日(金)長崎大学医学部良順会館2階 ボードインホールで、メディカル・ワークライフバランスセミナー2015~仕事と生活の両立を考える~を開催しました。平成25年26年は「仕事と介護の両立」をテーマに好評でしたが、今年は、ワークライフバランスコンサルタントのお話しと、共働き医師夫婦の講演を行いました。長崎大学内から29名と地域病院など学外から21名の総勢50名の来場がありました。 ご参加いただきました皆様、お忙しい中大変ありがとうございました!!


はじめに、主催者の伊東昌子センター長よりご挨拶を申し上げました。
「昨日、東京で行われた「平成27年度大学等における男女共同参画推進セミナー」に参加してきました。3月まで名古屋大学で総長をお勤めになり、現職は科学技術振興機構の理事長である濵口道成先生のご講演を拝聴しました。以前より名古屋大学は女性の活躍推進、両立支援等が本邦において一番進んでいると思っていましたが、大変感銘を受けるご講演でした。会場から「風土はどのようにして作られたのか」との質問に「病院内の声を聴き、医師の働きやすい環境についてとことん尽力していく中で、ワークライフバランスの風土が徐々に確立してきた」とのことでした。私たちも同じように目指していきたいですし、今日のご講演が、そのような私たちの想いを支えてくださると思っています。」と述べられました。

特別講演Ⅰ「医療におけるワークライフバランス」
座長/赤澤 祐子先生 長崎大学病院 診療情報管理室 室長
講師/吉岡 和佳子氏 クラスペディア代表

 

<ご講演の主な内容>
講師の吉岡和佳子さんは、昨年度まで2年間、当センターで一緒に仕事をしていました。現在は起業して、ワークライフバランスコンサルタント、ライティング、コーチングの3本柱でセミナーやコンサルティング活動を行っていらっしゃいます。
高校時代の部活の後輩であるという赤澤祐子先生(長崎大学病院診療情報管理室室長・消化器内科ワークライフバランス推進員)に座長をお願いしました。
最近では、”ワークライフバランス”から”ワークライフシナジー”という表現の方がイメージが合うことなど、正しい解釈の仕方をわかりやすく説明していただきました。その後、当センターが行っているアンケート調査から、長崎県内医療機関のトップの「ワークライフバランス」という言葉の認知度の高さに触れ、ワークライフバランス施策の認識は年々高まってきていると示されました。また、在職中に同行いただいた病院トップへのインタビューを受けて、成功につなげるための取り組みのポイントを教えていただきました。最後に、「医療人の皆さまに期待すること」として、3点を挙げられました。
①多様な職種の集合体、だからこそワークライフバランスが実現できれば社会的意義は大きい
②働き方変革の先駆者が医療人から多く輩出されれば様々な業種でも応用が可能になる
③少子高齢化、大介護社会に向けて医療分野の第一線にいる皆さまがワークライフバランス実現に向けて率先して取り組んでほしい
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特別講演Ⅱ「医師夫婦が育むワークライフシナジー」
 ”女性医師を妻にもった脳外科医の試み” ”男性医師を夫にもった小児科医の試み”
座長/松尾 孝之先生  長崎大学 脳神経外科 教授
講師/藤巻 高光先生  埼玉医科大学病院脳神経外科 教授
   藤巻 わかえ先生 女子栄養大学栄養学部 教授

 

<ご講演の主な内容>
ご夫妻で大学教授の藤巻わかえ先生(女子栄養大学栄養学部)、藤巻高光先生(埼玉医科大学脳神経外科)の掛け合い講演会でした。
座長は、長崎大学の脳神経外科教授の松尾孝之先生にお願いしました。松尾先生のパートナーは呼吸器内科医としてご活躍中です。
藤巻ご夫妻は医学部3年生のときに知り合い、その後結婚して3人のお子さんに恵まれましたが、当時は、シッターを探すことに本当にご苦労され、それでも仕事もあきらめずに、”夫婦で掛け算の人生になるように”とずっと頑張ってこられました。共働き生活をどのようにうまく調整して乗り切ったか、その数々のヒントを教えてくださいました。昔ながらの男女性別役割分担ではなく、家事・育児に関して男性はHELP(手伝う)ではなくDO(する)だという、ご自分たちのライフスタイルに合う役割分担をされて、高光先生がお弁当のおかずを作り、わかえ先生が弁当箱に詰めるという分担作業をされていた頃もあったそうです。ある時、高光先生の教室の女性医師が産育休を取得された時期には、ピンチが訪れたそうですが、様々な段取りで人手不足を乗り越えられたとのことです。「仕事と育児の両立」というご自身の経験が活かされ、イクボスとしての力量も発揮されていらっしゃいます。現在は若い医師を励ます会働く女性医師のパートナーを励ます会などを立ち上げて応援していらっしゃいます。最近は、就労環境の整備も進んできて、働きやすい環境ができていますが、”制度はあっても魂入らず”ということもあるそうです。私たちのセンターは、魂の入った制度や環境の整備をしていきたいと思いました。

icon_question.gif当日参加できなかったワークライフバランス推進員の先生より事前に質問をいただいており、質疑応答の時間にお尋ねしました。

Q:子育て中に仕事に関して、やりたいことを我慢されたことはありますか?
A:わかえ先生:「シッターさんの時間を19時までとしていたため、夫が手術の日は、長い時間の実験ができないので、いろいろ工夫して、お料理のように一度にいくつもの実験を、いくつものタイマーをセットして同時進行でやっていました。」
A:高光先生:「同様に、子育て中は長い時間の手術ができなかったので、短い手術をやっていました。今は時間があるので、長い手術もしています。」

子育ても、子どもの成長によって大変さは変わってきます。すでにお子さんが成人されている藤巻ご夫妻の長い歩みのお話の中には、同じように共働きの夫婦の励ましになる言葉がたくさんあり、とても有意義なセミナーでした。
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<参加者アンケートより感想抜粋>
・現在、時間短縮を利用して勤務していますが、やはり、しわ寄せを感じているスタッフがおり、いい関係を保ちながら共存することが大切だと思いました。
・医療の現場の大変さがわかった。講話はとてもわかり易くてあっという間でした。
・普段は知らない事など聞く事が出来てとても参考になり、勉強になりました。セミナーに参加させていただいてとてもよかったです。
icon_razz.gifアンケート集計結果はこちら
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↑登壇していただいた皆さま

↑託児室の様子
良順会館1階の専斎ホールで、3家族8名のお子さんをお預かりしましたicon_redface.gif


icon_lol.gif伊東センター長より
 昨年、一昨年は、「仕事と介護の両立」を話題としたメディカル・ワークライフバランスセミナーでしたが、今年は各地の講演会場でご好評とお聞きしていた藤巻先生ご夫妻のご講演をお願いしました。
 私どもの期待以上の内容で、お話しの各所で自分の過去を振り返ったり、”なるほど”と、うなづいたりしながら、あっという間の80分でした。もっと多くの医師にご参加いただきたかったのが残念なところです。折角のお話しですので、開催時期の調整など工夫がもっと必要であると反省しています。
 お忙しい中、時間をやりくりしてお越しいただきました藤巻先生ご夫妻とご来場いただきました皆さまに、心から感謝申し上げます。

2015年12月8日

「ベテラン職員に期待すること」
日時:平成27年11月30日(水)11:10~12:10
場所:長崎地方裁判所大会議室(別館4階)
実施機関:長崎地方裁判所

icon_razz.gifセンター長所感
ベテラン職員の意識啓発と指導のためのスキルアップ研修の講演をいたしました。
ワークライフシナジーの考え方に基づき、ベテラン職員が自分自身と部下のキャリアプランをどう進めるか、仕事を効率よく進めるためのスキルなどの話題です。
昨年に引き続き、2回目の長崎地方裁判所での職員研修でしたが、聴講いただきましたみなさんは昨年も今年も大変熱心でした。
私の話しがお役に立てたら嬉しいです。

2015年12月3日

長崎県医師会  第2回保育サポータースキルアップ研修会

日時:平成27年11月27日(金)14時~15時45分
場所:長崎県医師会館 2階 救護室
講師:長崎市消防局警防課 担当職員
内容:「子どもの一次救命処置」

 すでに登録済みの保育サポーターを対象にスキルアップ研修会を開催しました。9名の方が参加し、子どもの救命処置の方法を学びました。
 子どもの事故の主な原因は、「けが」「溺水」「誤飲や誤嚥などの窒息」で、まわりの人が注意していれば防げる事故がほとんどだとのことです。子どもの場合は圧倒的に事故が多く、溺水や窒息が原因なので、まず呼吸が停止してしまいます。そのため、始めに人工呼吸2回、胸骨圧迫30回(1分間で100回のペース)の繰り返しを行う必要があるというお話でした。
 「子どもは人工呼吸で息を吹き返す可能性が高い。」という講師のお話を聞き、119番通報して救急車が到着するまでの8分間の時間の使い方が大切だと感じました。
  参加者からは「緊急を要することにならないよう、気をつけたいと改めて思いました。」や「救急のお話を聞くのは今回で4回目ですが、やはり年に1回は聞いておくと、記憶がしっかりしてきます。機会ある毎に、参加するのが一番ですね。」などの感想が届きました。
 今後も年1回は、救命処置の研修会を開き、子どもの安全に対しての意識を高め、もしものときのスキルアップにつなげていきたいと考えています。

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