平成28年度(2016年)に育児休業を取得した男性職員が、長崎大学病院に3名いらっしゃいました。
そのうち、2名の方へインタビューを行いました。

平成29年3月インタビュー

Q1. 育児休業(以下育休)取得の期間ときっかけは?
A1.

薬剤部の男性で初めて育休を2か月間取得しました。妻の実家は他県ですが、里帰り出産をしませんでした。夫婦2人で子育てをやっていくうえで、妻のストレスがたまっていると感じたので、負担を減らすために、僕も育休を取得しました。薬剤部では、女性の育児休業取得者も少ない現状ですが、自分が発端となり、男女ともに育休がとりやすい環境になればいいとも思いました。

Q2. ご家族の反応
A2.

妻は、僕が育休を取得できることがわかると、「育休開始まで頑張ろう!」と思っていたようです。親たちは「(男性でも育休が)取れるんだね。」という感じでした。

Q3. 職場の反応・理解
A3.

まず、薬剤部の人事を管理している副部長へ相談しました。年度の初めで新人も入るし、忙しい時期に育休を希望していたのですが、家族のことを考えてくださり、理解してもらえました。

Q4. 休業中の家事・育児分担と復職後の分担は?
A4.

2人で休業中でしたが、食事づくりは妻がメインで、他のことは、できるほうがしていました。現在、妻も復職していて、夫婦ともに夜勤もあるのですが、育休中にお互いが何でもできるようになっていたので、妻が夜勤でも大丈夫です。

Q5. 印象に残るエピソードは?
A5.

毎日親子3人で出かけたりして一緒に過ごして、楽しかったことですね。それと、寝返りやハイハイが初めてできた「瞬間」を見ることができたことですね。昨日までできていなかったのに、次の日にできるようになるという、子どもの成長を直接見る感動が日々ありましたね。

Q6. 育休取得によるプラス面・マイナス面は?
A6.

プラス面は、育児全般ができるようになったことでしょうか。マイナス面かどうかわかりませんが、家庭も大事にしている生活がマイナス評価になっていないか、不安に思うことはあります。

私たちのワークライフバランス実践術 男性の育児休業取得編 NO.2

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