研修15病院にワークライフバランス推進員がいます
2018年11月1日

 ワークライフバランス実現に向けた取組を広げる目的で、2013年から長崎大学病院では各診療科の『ワークライフバランス推進員』を選出し、病院長名で任命しています。2017年からは、長崎県内病院へ推進員配置活動を展開し、2018年10月時点で、研修15病院を含む16病院、総勢40名のワークライフバランス推進員が県内病院で活躍しています。当センターと情報共有・連携しながら、相談窓口、情報発信、企画などの役割を担っていただき、共に活動を推進しています。
 
 これまでに、院内で推進員対象の「ランチ会」や「意見交換会」を年に数回実施し、各医局の両立支援取組の事例や問題提起・改善成果報告などで情報を共有しています。また各病院・各医局の育休取得者の復職状況の確認などを行うなど、推進員のご協力により、当センターの活動が浸透してきました。

 具体的には、長崎大学病院で育休を取得し、2017年度に復職した女性医師17名のうち、当センターの「相談窓口」「マタニティ白衣貸出」「復職トレーニング」「保育サポートシステム」のいづれかを利用したのは、14名でした。(センター利用率2016年度69%→2017年度82%)

 ほかにも、「学生キャリア講習会」や「医学生、研修医等をサポートするための会」など当センターの活動と連携して、若い後輩たちの将来像を描くロールモデルとしてのサポートにもご協力をいただいています。

↑ワークライフバランス推進員 意見交換会(みなとメディカルセンターより初参加)


↑学生キャリア講習会 ワークライフバランス推進員が学生へアドバイス


↑医学生、研修医等をサポートするための会(長崎医療センターで開催)

 また、このような活動を、様々な出身地の医学生や研修医のみなさんに知っていただくために、「新・鳴滝塾」のホームページに当センターのバナー設置、活動の紹介をしていただきました。2019年度に研修医が活動する16病院すべてに推進員がいますので、いつでも相談することができます。

icon_arrow.gif「県内病院のワークライフバランス推進員メッセージ」はこちら

icon_razz.gif長崎県内の医師が「仕事と生活の両立を図りながら活躍できる」環境のバックアップ体制を構築していきたいと考えます。「長崎県内の病院は、どこも働きやすい」の魅力を伝え、就労環境の平準化により、県内外からの優秀な人材の確保・定着へとつながる活動を目指します。