現在、長崎県内16病院にワークライフバランス推進員40名がいます。
ワークライフバランス推進員は、医師のワークライフバランス実現に関する相談窓口、情報発信、企画などの役割を担っています。
【第2回意見交換会】
日時:平成31年1月23日(水)16:00~16:40
場所:長崎大学病院1階 教職員ラウンジ
出席者:11名
<今年度のセンターの取り組みを紹介>
1.あじさいプロジェクトWebサイト リニューアル
●キャリアプラン図、ライフステージ別サポート図など
2.推進員の選出依頼活動
新任:院内7名(交代)、院外6名 総勢40名 研修15病院全てに推進員がいます
3.マタニティ白衣・パンツの県内全域レンタル
H30利用医師8名(うち院内3名、佐世保市3名、大村市1名、対馬市1名)
その他の職種4名 合計12名の利用
●マタニティスクラブのニーズを確認
4.イブニングシッターサービスの継続
H30利用託児数延べ11名(医師:二内2名、麻酔・腫瘍・精神・形成各1名)
5.「 長崎医師保育サポートシステム」に改称して、運営主体・事務局をセンターへ移管
H30利用医師19名(活動サポーター26名)登録医師49名 登録サポーター135名
・登録医師を増やすための周知活動
・保育サポーターを増やすための周知活動
保育サポーター説明会・研修会 良順会館 参加36名 うち新規登録10名
保育サポーター スキルアップ研修会・情報交換会 乳幼児の一次救命 参加23名
6. 地域病院における保育サポートシステム導入支援
3病院のうち、1病院は導入決定
7.医局長訪問24部署 女性医師実態調査(医局所属女性医師387名、育休中23名)
8.復職&リフレッシュトレーニング 全3回 参加20名 託児8名(託児率40%)
「めまい」木原千春先生、「乳がん」久芳さやか先生、「急性冠症候群」米倉剛先生
9. キャリアアップセミナー「英語論文のABC」講師:古賀智裕先生 参加12名
10.長崎県島原病院インタビュー 呼吸器内科菅崎七枝先生、麻酔科中島志帆先生
11.医師の両立支援状況調査150病院 回答103病院(回答率69%)病院毎の取組把握
12. 医学部3年生キャリア講習会 ロールモデル講演①泉田誠也先生②田渕真惟子先生
特別講演:吉田穂波先生、協力医師:牟田久美子先生、吉﨑真依先生、依田彩文先生、
千住千佳子先生 学生の質問:診療科をどうやって選んだか、結婚のタイミングなど。
日本医学教育評価機構(JACME)による医学教育分野別評価において、特記すべき良い点
として、ワークライフバランスPBLも取りあげてあり、センターの取組が高く評価された。
13.推進員のみなさんへお願いしたこと
・各種センター関連イベント、サービス内容等を医局員へ周知
・学生キャリア講習会で先輩医師としてアドバイス
・第1回WLB推進員 意見交換会 院外から初参加増﨑雅子先生 参加11名
・第2回WLB推進員 意見交換会 院外から初参加猪熊美枝先生 参加11名
14.1/31(木)女性医師等就労支援協議会 兼 長崎県女性医師等キャリア支援連絡会議
15.3/8(金)センター運営委員会 H30事業実績報告 参加予定 委員12名 推進員9名
16.3月予定 あじさいプロジェクト活動報告書 発送
<総括>
・院外から初参加の推進員がいらっしゃいました。
・来年度に導入を検討しているマタニティスクラブについて協議しました。
・イブニングシッターサービスにおいて、託児場所の諸条件で水曜日は受入不可ですが、ニーズがあり対策を検討します。
・子育て中の医師より異動先の病院周辺の保育環境について相談があり、異動先病院の推進員経由で情報提供しました。
・各医局や病院での働き方についての現状報告と問題点が挙げられました。女性医師、特に子育て中の女性医師が増えると、当直の問題が一番深刻になります。子どもがいても、当直ができる環境整備、マインドセットをすすめていく必要性を感じました。
・2017年度から進んでいる院内病児保育施設は、次年度上半期の完成を目指しています。
2014年からスタートしたワークライフバランス推進員の意見交換会が、医師の働き方における問題の提起と、解決の糸口を探す有意義な会となってきていると感じます。今年度は、各回11名と最多人数の参加をいただきました。これからも、ご参加・ご協力をお願いいたします。