女性活躍推進ネットワークセミナー
「メンター制度の始め方」
日時:平成26年3月18日(火)13:00~16:30
場所:新宿マインズタワー15階(東京都渋谷区)
主催:テンプスタッフラーニング株式会社
●第一部
取組事例(1)「はじめの一歩を踏み出そう!テルモのメンター制度の取組み」
テルモ株式会社 ダイバーシティ推進室 室長 川村 恵美子氏
取組事例(2)「KDDIの女性活躍推進の取り組み」
KDDI株式会社 ダイバーシティ推進室 室長 永島 朋子氏
●第二部 体験講座「メンタリングカードを使ったメンター向け研修」
株式会社ライフスタイル・ウーマン 代表取締役 吉居 理奈子氏
●第三部 情報交換会「今期の振り返りと来期の計画について」
女性活躍推進施策として、メンターにもメンティにも効果が期待できるメンター制度ですが、導入し始めた企業の体験談を聴き、講座は、メンター向けの研修体験で、メンター側からよく出る悩みを解消するための手法とツールの紹介がありました。
(受講感想)
「テルモ株式会社」「KDDI株式会社」のそれぞれのメンター制導入における実績報告を聴きました。いずれも、部署の異なるメンター(要請された女性管理職)とメンティ(手挙げ)をマッチングして約6カ月の期間で施行する形態です。
両社の報告で学んだことは、
1)はじめにメンター制の目的、つまりメンティが目指したい姿を明確にし、それによって女性管理職を増やしていく-を明らかにすることが重要。
2)面談は1カ月に1回程度で、就業時間内に施行し、実施後は実施報告書を提出するなどのルールを設けた。
3)メンタリングの研修を行うのがベター。
4)メンターが直接メンティに答えを与えるのではなく、メンティから答えを引き出させるのが重要である。メンティは「気づき」を経験し、メンターは「自分も共に成長する機会」を得ることができる、などでした。
全く白紙の状態でメンター研修会に参加しました。講習会前にはメンター制度は日々の業務や将来に向けての悩みの相談というイメージを持っていましたが、それは大きな誤解であることがすぐにわかりました。メンター制度は、キャリア支援であり人材育成です。