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2019年度 第1回ワークライフバランス推進員 意見交換会を行いました

2019.08.05

現在、長崎県内16病院にワークライフバランス推進員40名がいます。
ワークライフバランス推進員は、医師のワークライフバランス実現に関する相談窓口、情報発信、企画などの役割を担っています。

【第1回意見交換会】

日時:2019年8月1日(木)16:00~17:00
場所:長崎大学病院1階 教職員ラウンジ
出席者:6名

<今年度のセンターの取り組みを紹介 7/25時点>

1.推進員の選出依頼活動
新任(交代):院内6名、院外1名 総勢40名 研修16病院全てに推進員がいます
推進員40名へ「センター関連資料一式」をファイルに綴じて配付
2.イブニングシッターサービスの事業継続
長大教職員対象・平日全対応に変更 利用延10名
3.地域病院における保育サポートシステム導入支援
打診済:佐世保中央病院 打診予定:長崎県島原病院
4.「長崎医師保育サポートシステム」の運営について
2020年度以降の運営は、長崎県・県医師会・センター(病院)で再考し、
自立運営を目指した体制を整える
2019年度利用医師23名、登録医師51名、登録保育サポーター140名
保育サポーター説明会・研修会 参加25名(新規20名うち登録9名)
5.医局長訪問25部署 女性医師実態調査(医局所属女性医師444名、育休中20名)
6.両立サポート資料一式5~6月にかけて配布(新任66名・研修医40名・歯科研修医34名)
7.センター運営委員会(メール会議)2019年度事業計画について、承諾を得る
8.医師の両立支援状況調査(県内病院対象回答率67%)病院毎の取組等把握
9.マタニティ白衣・スクラブ・パンツの県内全域レンタル(利用5名うち医師3名)
10.復職&リフレッシュトレーニング「胸部CT」開催 講師:石本裕士先生(参加6名、託児1名)
11.第1回WLB推進員 意見交換会(参加6名)
12.8/22(木)キャリアアップセミナー「EndNoteの活用法」講師:ユサコ(株)谷川淳氏
13.10/4(金)医学部3年生キャリア講習会 ワークライフバランス講義:伊東昌子先生
ロールモデル講演①畑地豪先生②原田亜由美先生
特別講演:地域包括ケア教育センター 永田康浩先生、協力医師:未定
14.復職・休職者の情報更新
15.11/18(月)復職&リフレッシュトレーニング「糖尿病」講師:原口愛先生
16.11/21(木)保育サポートシステム 保育サポータースキルアップ研修会
17.来年1月開催予定 第2回WLB推進員 意見交換会
18.来年開催予定 センター運営委員会
19.来年開催予定 女性医師等就労支援協議会
20.来年3月予定 あじさいプロジェクト活動報告書配布

<総括>
今年の第1回意見交換会は、院内の推進員5名と、長崎みなとメディカルセンターの推進員1名にご参加いただきました。
5月に行った医局長訪問の印象として、「働き方改革」を意識している医局長が多いこと、子育て中の女性医師に対する緩和措置を全員が適用すると、医局運営が難しくなっている現状があることを報告しました。
センターとしては、就労継続・両立支援の対策として、「長崎医師保育サポートシステム」をつくり、勤務や自己研鑚の時間を確保できる受け皿を用意していますが、他県の同様のシステムと比較すると利用者の伸び悩みが見られること、口コミの効果が一番高いとわかっているので、利用医師や周囲からの本システムの紹介をお願いしました。
推進員からは、様々な意見を挙げていただき、今後の参考にしていきたいと思います。

センターでは長崎県女性医師等就労支援窓口として「キャリアコンサルティング」を行っています。
例えば、復職前に、センターへ相談予約をいただくと、スムーズな復職ができるように「保育所の確保」「病児保育施設の登録」「長崎医師保育サポートシステムの紹介」など両立支援に関する様々な情報や資料をお配りしながら、個人面談で丁寧にご説明しています。また、「マタニティ白衣・スクラブ・パンツの無料貸出」「キャリアアップセミナー」など、センターの取組に関わった際に「あじさいプロジェクト メルマガ会員」としてご登録いただき、個別に医師へコンタクト・フォロー活動を行うことが可能です。とくに休職期間中は、医局とのつながりが途切れたような不安感や疎外感から参加をためらうケースもありますので、推進員からもセンターの取組紹介を兼ねて近況確認の声かけをぜひお願いします。

その他のお知らせとして、長崎大学病院の「院内病児保育施設」は、12月開設を目標に、職員へ名称募集中であること、イベント告知として、8/31ながさき女性医師の会主催「先達に学ぶ夏の夕べ」が申込受付中で、楠本イネ女史のお墓参りと前病院長の増﨑英明先生のお話会があり、医師・医学生だけでなく、医学部進学をめざす高校生やその関係者の参加も可能であることを紹介しました。

仕事と生活の両立を図りながら活躍するドクターのサポートを引き続き、よろしくお願いいたします。