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2024年度 ワークライフバランス推進員をご紹介します

2024.04.16

長崎県内の19病院・団体にワークライフバランス推進員がいます。働きやすい長崎県を目指して、協働しています。

2024年4月から新任の推進員メッセージをご紹介します。
①病院・医局の紹介、アピールできる制度・取り組みなど
②ワークライフバランス推進員の自己紹介や、両立を目指す方への応援メッセージ、センターの活用法等

長崎大学病院 腎臓内科 大塚絵美子先生
①腎臓内科は男性、女性に関わらず、働きやすい環境づくりに取り組んでいます。当科は子育て世代も多い医局ですが、必要に応じて当直の免除や有事の際には勤務をカバーできる体制をとっています。もちろん、快くカバーしてくださる先生方がいてこそではありますが、そのような体制の中で子育て世代等の医師も自分のペースで臨床経験を詰んでいます。また、臨床以外でも、学位取得や国内留学など、それぞれが目標に向かって自分のペースで前に進んでいます。
②私は入局半年後に第1子を出産し、現在3児の母です。出産が比較的早かったことからキャリア形成は常に子育てと共にありました。第1子出産当初は仕事に対する焦りはある一方で、どこまで仕事を担えるのか余力と勇気がありませんでしたが、医局の先生方、各病院のスタッフに助けられながら、少しずつワークのバランスを増やし、現在は日勤帯のみのフルタイム、2023年から社会人大学院生となりました。まだまだ医者としても母としても未熟ですが、一緒にワークライフバランスを考えていきましょう。

長崎大学病院 皮膚科・アレルギー科 中村俊介先生
①皮膚科の男女比はほぼ同等で、他科に比べて女性医師が多い職場といえます。当科は子育て中の女性医師はもちろんのこと、他の医師にも負担が偏らならないよう全ての医師が仕事とプライベートのバランスを取りながら働けるよう心がけています。夜間のオンコール体制や病棟のグループ主治医制をとっており、プライベートの確保や急な休みにも対応可能です。様々な働き方の中で個人のスキルやキャリアアップもサポートする体制があります。
②以前は長崎の離島で地域医療に従事していましたが、2024年4月から当院に入職しました。当科では、育児をしながら大学院進学をしたり、国内留学した若手医師、カンファランスで知識を深め外来診療を担当するパート医師など、医局の中に多くの先輩モデルがあり、参考になります。私自身も、メディカル・ワークライフバランスセンターを介した様々な支援を活用し、働きやすい環境にしたいと思っていますのでよろしくお願いします。

長崎大学病院 産科婦人科 小松菜穂子先生
①大学病院のなかでも在職中の女性医師の割合が高い科のひとつです。子育てと両立しながらキャリアを重ねている医師が多数在籍しており、働き方は短時間勤務から当直をこなす先生まで様々です。当直明けの半休取得やタスクシフトの推進など、職場環境の改善を進めることで、女性医師だけでなく医局全体で働きやすい職場を目指しています
②メディカル・ワークライフバランスは、全ての医師・看護師・コメディカルスタッフが目指すものだと思います。様々なライフイベントに対応できるサポートを行っていきたいと思います。

長崎大学病院 脳神経外科 馬場史郎先生
①脳神経外科は手術や急患など忙しい、きついなどイメージしがちかもしれません。我々はグループ制での診療、夜間オンコール制の導入、夜間急患担当医師の翌日午前での帰宅、カンファランス時間の見直し、長期夏季休暇など医師個人の負担軽減、職場環境の改善に取り組んでいます。また近年は女性医師も増えてきており、育児中のサポート体制を拡充しています。
②2024年4月現在、19歳(大学2年)、17歳(高校3年)、15歳(高校1年)の父です。未就学~小学校までとひと味違った子育て進行中です。一言に両立と言ってもそれぞれ仕事と生活(プライベート)とのバランスの考え方は異なります。女性、男性ともに出産育児のみならず学校・趣味・病気・介護などライフイベントにあわせた働き方をサポートできればと思います。

長崎大学病院 血液内科 馬場真紀先生
①血液内科は、その疾患背景から急変のリスクが高い患者さんが多い診療科です。カンファランスでは患者さんの状態をよく共有し、時間外の対応は基本的に当直、当番医が対応する形をとっています。子育て中など急な休みが生じた場合でも、病棟業務、外来業務が可能となるように体制を整えています。また、時短勤務など希望に沿った働き方ができるようサポートしています。
②2004年に第1子出産後は仕事量を減らして働かせていただいてきました。わがままを通させていただき、細々ながらも働き続けることができていることに感謝しています。子育てだけでなく様々な状況で何を優先させたいかは個々人により異なると思いますので、その働きかけができたらと思います。

長崎大学病院 救急科 太田黒崇伸先生
①救急科では、救急外来やドクターカーといった外来部門と、救命救急センターに入院している患者を診療する入院部門があります。勤務は日勤と夜勤の2交代制のシフト制であり、仕事と家庭の両立が調整しやすい部署です。お気軽にご相談ください。
②私は2022年救急科に入局をしました。2024年3月現在、5歳と6か月の子がいます。2023年9月第2子出生時に、当科として初めて育休を取得しました。医局員の先生方には快く協力していただき、新生児期の貴重な1か月間を有意義に過ごすことができました。もちろん勤務内容はハードですが、シフト制勤務でありon-offの区別はしっかりある部署だと思います。私以外にも共働きであったり、仕事と共に育児も頑張っている医師も多数おり、理解や協力を得られやすい部署だと思います。

長崎大学病院 リハビリテーション科 佐藤慧先生
①リハビリテーション科は、設立されて数年と日が浅く医局員もまだ少ない部署でありますが、その診療の性質上ワークライフバランスは良好であり、医局員の意識も非常に自然にワークライフバランスを前提としたものになっています。
②私は2024年4月に入局したばかりですが、素材の良さを自然に生かせるようこれから頑張っていきたいと思います。今後徐々に人が増えるに従い、さらにワークライフバランスも安定していくと思いますので、興味のある方は是非ともご相談ください。

長崎県五島中央病院 産婦人科 近藤さやか先生
①五島中央病院は、長崎県福江島にある304床の病院です。2024年4月現在、常勤医は39名(研修医3名を含む)、そのうち女性医師は4名です。
医局人事で異動して来られる先生方も多く、1年で約半数の医師が入れ替わる年もあり、コメディカルスタッフとも力を合わせて、明るく働きやすい職場づくりに努めています。
②東京で第1子、五島で第2子、ナイジェリアで第3子を出産し、2年間の休職の後、2024年4月に五島中央病院に産婦人科常勤医として復職しました。
妊娠中から産後、子育て真っ只中の現在まで、多くの先生方に支えていただき、大変感謝しております。今後はワークライフバランスについて学び、より良い職場環境の実現に向けてお役に立てればと思っています。

長崎県対馬病院 産婦人科 小屋松加奈子先生
①対馬病院は、2015年に対馬いづはら病院と中対馬病院が合併してできた病床数275床の総合病院です。敷地内に宿舎があり、託児室も併設しています。託児室では病児保育や一時保育にも対応しています。また、他職種との良好な連携で、チーム医療が行いやすい環境が整っています。
対馬は離島ではありますが、福岡・長崎へのアクセスも良好で、大変住みやすい島です。
②2012年に長崎大学を卒業し、2016年から離島で勤務をしています。これまで、対馬、上五島、下五島で勤務し、2024年4月から対馬に戻ってきました。子どもが幼い頃から上司の先生方に大変お世話になり、サポートしていただきながら仕事との両立を行ってきました。今後は微力ではありますが、少しでもお役に立てたらと考えています。