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2020年度 第1回ワークライフバランス推進員 意見交換会(メール会議)を行いました

2020.08.25

現在、長崎県内16病院にワークライフバランス推進員41名がいます。
ワークライフバランス推進員は、医師のワークライフバランス実現に関する相談窓口、情報発信、企画などの役割を担っています。

【第1回意見交換会(メール会議)】

日時:2020年8月3日~8月20日にメールで意見を回収
回答者:34名(回答率83%) 未回答者7名(院内2名、院外3名、休職2名)

<今年度のセンターの取り組みを紹介 7/31時点>
1.「ワークライフバランス推進員」の選出依頼活動
新任や交代:院内6名と院外1名 研修16病院全てに総勢41名の推進員がいます
2.「イブニングシッターサービス」の事業継続
長大病院教職員対象 平日全対応 実績:利用託児数延2名
3.感染症対策で「医局長訪問」を中止、メールで「女性医師実態調査」を行い状況把握
医局所属女性医師429名、育休中15名
「医局長への質問ご報告2020」を医局長と推進員へ配付
訪問時に手渡ししていたセンター活動の関連資料一式は、院内便で医局長へ配付
4.感染症対策で「復職&リフレッシュトレーニング」は、トレーニングDVDの貸出と個別
面談を回数を増やして実施 第1回6/5と6/19 第2回8/7と8/21 第3回10/2と
10/16 第4回12/4と12/18 実績:DVD貸出2名、個別面談1名
5.「長崎医師保育サポートシステム」
新設した「システム登録料」を医師へ請求手続き開始
実績:登録医師45名 利用医師21名 保育サポーター160名 活動保育サポーター30名
単月の活動回数は、6月153回となり、過去最多を記録
6.「地域病院における長崎医師保育サポートシステム」導入打診 保留
7.「輝く卒業生インタビュー」世羅至子先生 4月面談、5月原稿作成、6月公表
8.院内病児保育施設「にじいろ」活用ちらしを推進員へ配付し、周知協力依頼
9.両立サポート資料一式を個別に配布 実績:新任20名、研修医67名、歯科研修医23名
10.「医師の両立支援状況調査」県内149病院対象 回答率74%WLB施策認識等を把握
11.新企画「当直リスタート」支援について、大学医師会より補助金の承諾を得る
10月より支援開始 子育て中でフルタイム勤務の女性医師の当直状況を確認
12.「センター運営委員会(メール会議)」にて、2020年度事業計画の承諾を得る
13.新企画「介護教職員相談会(個別対応)」実施 7/17と11/20 実績:面談1名
本学の介護コンシェルジュによる情報提供
14.「マタニティ白衣・スクラブ・パンツ」県内全域の医師へ貸出(利用12名うち医師9名)
2019年度は利用21名で、過去最多を記録
白衣補充補助金の確保 県:スクラブ7着、医師会:スクラブ9着、病院:パンツ4着
医師会より「医師会入会案内」配布の依頼あり、了承する
15.感染症対策で第1回「ワークライフバランス推進員 意見交換会」をメール会議で実施
16.本Webサイト「子育て支援に役立つ情報」に「お食事支援」業者を紹介
17.感染症対策で10/9「医学部3年生キャリア講習会」はオンライン授業で実施
ワークライフバランス講義:放送大学長崎学習センター/所長 伊東昌子先生
ロールモデル医師講演①吉村俊祐先生②吉﨑真依先生、協力医師:未定
特別講演:広島大学医学部附属医学教育センター/教授 蓮沼直子先生
18.復職・休職者の情報更新
19.来年1月開催予定 第2回「ワークライフバランス推進員 意見交換会」
20.来年開催予定 「センター運営委員会」
21.来年開催予定 「女性医師等就労支援協議会」
22.来年3月予定 「あじさいプロジェクト活動報告書」配布

<南副センター長 総括>
今回は、コロナウイルス感染症拡大防止の観点からメール会議としましたが、より多くの推進員の先生方からご意見をいただき、特に、今年度下半期開始予定の「当直リスタート」については、貴重なご意見をたくさんいただきました。対面で行う会議より、意見も出しやすく、交換する情報量も多いため、今後もメール会議をする方が良いのではないかと感じました。

1.「当直リスタート」支援について 回答コメント:22名
まずは女性医師のキャリア形成の枠を狭めないようにすること、次に、医局の不平等感をなくすこと、合わせて、保育サポートシステムを有効利用して、育児・家事の共有を実感してもらうことを目的としています。親子の体調や、パートナーの単身赴任など、どうしても当直は難しいと考える医師には、強要するものではありません。「当直全面免除」の状況から、少ない日数からでも開始してもらうような流れを作りたいと考えます。当直免除の期間が長いと不安が大きく、ハードルが高くなるので、早めのリスタートをお勧めします。
また、連続勤務にならない土曜・日曜の日当直、金曜日の当直からリスタートして、徐々に、家族内の意識改革が起こり、生活環境を整えて、当直できる日を選べるようになるといいと思います。当直中は、自分の時間が確保でき残務整理がはかどったり、少人数で救急対応を行い達成感を感じたり、夜の病院の景色をみることにメリットを感じることでしょう。
再確認ですが、「当直リスタート」は大学病院の医師の当直に対する支援です。他院では、当直料も給与も大学病院ほど安くないと思いますので、積極的に保育サポート(自費ですが)を利用してください!
2.「お食事支援」業者紹介について 回答コメント:3名
ぜひご活用いただき、医局内で情報提供などもお願いします。
3.「私たちのWLB実践術」適任者の紹介ついて 回答コメント:2名
推薦いただいた2名は、既に他企画でご紹介済でしたので、引き続き検討します。
4.長崎大学病院の食堂を活用した「テイクアウト」について 回答コメント:8名
要望が少なからずあるので、今後更に検討・交渉を考えます。
5.「医師の接遇セミナー」について 回答コメント:7名
開催形式や対象を検討します。
6.院内病児保育施設「にじいろ」について 回答コメント:5名
運営協議会で報告・提案してみます。
7.その他「取組」へのご意見 回答コメント:4名
個別にセンターから対応済

仕事と生活の両立を図りながら活躍するドクターのサポートを引き続き、よろしくお願いいたします。