あじさい
プロジェクトとは

  • 計画概要

    あじさいプロジェクトは、長崎県全域を対象に医師が仕事と生活の両立を実現するための支援とその環境整備を推進するプロジェクトです。

    メディカル・ワークライフバランスセンター(2012年長崎大学病院内に開設)が中心となり、関係機関と連携してプロジェクトをすすめます。仕事と子育て・介護との両立のためのサポート、キャリア継続・向上のためのサポート、さまざまな相談に対する窓口業務を主軸とした活動を行います。また、ウェブサイト・メールマガジンから支援情報・イベント情報を発信。そのほか、県内のより多くの医療機関で仕事と生活の両立が可能な就労環境を整備していただくように働きかけています。

  • センター長 ごあいさつ

    南 貴子

    Takako Minami
    メディカル・ワークライフバランスセンター長

    2022(令和4)年10月1日付けで、メディカル・ワークライフバランスセンター長を拝命いたしました南貴子です。

    2012年4月、長崎大学病院内にメディカル・ワークライフバランス・センター(以下「センター」という。)が開設されて10年以上が経過し、この間にワークライフバランス=仕事と生活の調和という言葉は、社会に浸透してきました。2024年からは、診療時間外や休日にも業務を行う医師が多い現状を変えるために、また長時間労働に陥りがちな医師の健康の確保や、仕事と生活の両立を実現するために「医師の働き方改革」が行われます。長時間労働にならないように、労働時間・勤務体制の整備を行い、仕事の効率化も図り、休息の時間を確保して仕事と生活とのバランスをよくすることで、また仕事の充実を図ることができるという、ポジティブなサイクル(synergy)を作り上げようとしています。

    長崎大学医学部医学科の建学の基本理念である「医師は自らの天職をよく承知していなければならぬ。ひとたびこの職務を選んだ以上、もはや医師は自分自身のものではなく、病める人のものである。もしそれを好まぬなら、他の職業を選ぶがよい。」というポンペ・ファン・メールデルフォールト先生のお言葉は、ポンぺの誓いとも言われ、患者さんに寄り添うための金言として、今も長崎の医師の心に受け継がれていますが、ややもすると、「病める人のためは、24時間でも働かなくてはいけない」と解釈されることがあります。これに対してセンターでは「病める人のために、24時間受け入れができる医療体制を社会全体として整えなくてはいけない」という新たな解釈を提案しています。

    センターの行う「あじさいプロジェクト」は、社会の変革に沿いながら、組織としての取り組みや各医療人の意識変革を進めていきます。これからも、みなさまのご理解とご支援をいただき、長崎県の医師・医療人のワークライフバランスの実現のために、さらに努めていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。


    メディカル・ワークライフバランスセンターについて

    長崎大学病院をはじめ長崎県内で働く医療人が、
    やりがいをもって医療を提供し続けるために、医療の受け手にも担い手にも豊かな医療を提供できる病院となるために、
    ワークライフバランスの考え方に基づく事業を展開するのがメディカル・ワークライフバランスセンターです。
    2012年に長崎県の受託事業として長崎大学病院内に設置され、「あじさいプロジェクト」活動を行います。

    運営組織図

    PARTNER ORGANIZAITON

    長崎大学 ダイバーシティ推進センター

    ダイバーシティ推進センターでは「ダイバーシティ未来構想委員会」「介護支援専門委員会」「働き方見直し推進委員会」「ダイバーシティ推進学習プログラム専門委員会」を柱として、本学で働く教職員・学生がそれぞれの能力を十分発揮し、働き・学びやすい環境を整え、ダイバーシティマネジメントを推進することを目的として活動しています。

    長崎大学 ダイバーシティ推進センターWebサイト