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長崎大学病院は職員が利用できる病児保育施設「にじいろ」を開設しました

2020.02.03

長崎大学病院では、職員の仕事と育児の両立支援を目的として、新たに病児保育施設「にじいろ」を、2020年2月3日に開設しました。

本施設は、本院に勤務する職員のお子さん(生後3か月経過後の0歳から6歳(小学校就学前))が対象です。
名称の「にじいろ」は、本院職員からの公募で選ばれました。

詳細につきましては、コチラをご覧ください。

◆病児保育検討ワーキンググループ(以下WG)長を務められた貞方三枝子看護部長・副病院長よりご挨拶
 
今や働き方改革の時代。
何度かのWGを引き継ぎ、やっと病児保育施設「にじいろ」が開設されました。病院に勤務する子育て中もしくは今後子育てするすべての職員の念願でした。とっても嬉しく感激しています。多職種で構成されたWGメンバーの皆様やその関係者等、多くの方々のご尽力の賜物です。
親は安心して働き、子どもは明るくやさしい光が注ぐお部屋で、安心して過ごせる病児保育施設となることを願っています。「にじいろ」には様々なカラーの子どもたちの未来をつくる架け橋になれたら、という願いがこもっています。

◆病児保育検討WG構成員の女性医師より応援メッセージ
メディカル・ワークライフバランスセンター 南貴子副センター長
2013年、前センター長 伊東昌子先生の提案で、最初の病児保育WGが結成されました。大規模なアンケート調査の結果等を総務課がまとめ、2014年3月に病児保育WGリーダーの小児科教授  森内浩幸先生より「病児保育設立の要望書」を当時の河野茂病院長へ提出。その後、設置場所や予算の問題でなかなか進まず、2017年ワークライフバランス推進員の意見交換会で問題提起した松本恵推進員と北島百合子推進員が院内会議に諮り、前病院長 増﨑英明先生からGO サインをいただいて、新生WGが発足しました。設置場所の難題も最終的にはリーダーの貞方三枝子看護部長のご尽力により決定。WGや病院会議で内容を検討しながら、中尾一彦病院長の代で開設に至りました。長い道のりでしたが、共働き職員の悲願がやっと達成されました。
これまで、朝から小児科併設の病児保育施設に子どもを預けてから、遅れて出勤することが通例でしたが、今後は、かかりつけ小児科で許可を得れば、子どもと一緒に出勤して、「にじいろ」に預け、すぐに勤務が可能となり、仕事が終われば、「にじいろ」に迎えに行き、一緒に帰宅できます。「にじいろ」は、病院内でもアクセスの良い場所にあり、全室床暖房と隔離室を完備しています。移動時間の短縮のみならず、子どもが親の近くで安心して静養でき、親も安心して働ける環境が整備されたと思います。
お子さんの急な体調不良(軽症)で、保育園に預けられずに困ったときは、ぜひ、ご利用ください!

小児科 中嶋有美子外来医長
我々の仕事のこと、子どもの病気は慮ってくれません。我が子に日頃我慢をさせているから病気の時くらい、そばにいてあげたい・・・でも、仕事だってどうしてもお休みできない。そんなとき、少しでも親御さんの味方になりたいという思いが結集してできた病児保育施設「にじいろ」、是非多くの方にご利用いただきたいと願っています。

腫瘍外科 松本恵病棟医長(ワークライフバランス推進員)
この度、長崎大学病院内に病児保育施設「にじいろ」が開設されることを大変嬉しく思います。我が家の子ども達はもう急な対応を迫られるという年齢ではありませんが、幼児期の頃は、院内で預けることができればどれだけ助かるかと想像した事を思い出します。今回多くの方々のご尽力で実現する事を心より感謝いたします。