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育児休業を取得したことがある女性医師へのWebアンケート調査結果のご報告

2021.11.09

1.調査の目的
これから出産を控える・考える女性医師や学生への参考資料を作成するため。

2.調査の方法
実施日 :2021年10月26日~11月8日
調査対象:メールマガジン「あじさいプロジェクト通信」の読者のうち女性医師として把握している579名
調査方法:メールマガジンを配信し、育児休業を取得したことがある女性医師はWebアンケートへの協力を依頼、匿名で回収。
質問内容:年齢層、勤務形態、育休期間、第1子出産時の年齢層、パートナーの家事・育児参画状況の5項目

3.結果と考察
育児休業を取得したことがある女性医師からの回答:39名
Webアンケート集計結果はコチラ

2016年度に行った調査から5年ぶりに、メルマガ読者の女性医師へ育児休業取得に関するWebアンケート調査を行いました。

2021年度育児休業を取得したことがある女性医師へWebアンケート集計

今回は30~50歳代の39名(円グラフ1)にご協力いただき、全員が、現在就労中でした(円グラフ2)。
育児休業を取得した期間は、6か月~1年未満が50%と最多でしたが、半年未満での復職が第1子では28%、第2子では38%など、取得期間はさまざまです(円グラフ3-1、3-2)。ご自身の希望と、親子の体調、職場の状況などで、最適な育休期間を決めてください。但し注意点として、希望する復職時期に保育園への入所ができず待機児童となり、育休期間を延長せざるを得ない状況になることもあります(特に秋~冬の途中入所)。
保育園に入所できる時期に合わせて復職することも、1つの選択肢です。

第1子出産時の年齢層(円グラフ4)については、30~34歳代が最多でした。家事と育児に積極的なパートナーは54%と半数以上でしたが(円グラフ5)、家事と育児共に消極的というパートナーは23%で、残念ながら女性のワンオペ家事・育児のご家庭がまだまだあるようです。

<Webアンケートにご協力いただいた女性医師の皆様へ>
ロールモデルである皆様の経験が、後輩たちの一番の参考になります。ご協力ありがとうございました。